アイ‐アイ‐エフ【IIF】
《international information flow》国際情報流通。国境を越えたデータ通信によるデータ流通と、それに含まれる諸問題を総称していう。
アイウン【Aaioun】
アフリカ北西部、西サハラの都市。同国北部の大西洋岸のオアシスに位置し、モロッコとの国境に近い。1976年にスペインが領有権を放棄し、サハラアラブ民主共和国の亡命政権が自国の首都と定めているが、モ...
アイウン‐エル‐アトルス【Ayoun el Atrous】
モーリタニア南部の町。マリとの国境に近く、首都ヌアクショットと希望街道で結ばれる。石積みの伝統的な家屋が多い。風化によってできた奇岩群が見られる。
アイ‐エス‐エム‐イー【ISME】
《International Society for Mangrove Ecosystems》国際マングローブ生態系協会。マングローブの保全・再生による環境保護と地域住民による持続可能な利用を目...
アイ‐エス‐ディー‐アール【ISDR】
《International Strategy for Disaster Reduction》国連の防災に関する基本戦略。国連が定めた「国際防災の10年」(1990〜1999年)を継承するプログ...
足掻く
I〔馬などが前足で地面をかく〕paw (at) the groundII〔もがき苦しむ〕struggle彼は水面に浮かび上がろうと必死であがいたHe struggled desperately ...
足
I1〔動物の脚〕a leg;〔たこ・いかの〕an arm足の長い少女a long-legged girl足を組むcross one's legs足を伸ばす[曲げる]stretch [bend] ...
あしをすくう【足をすくう】
彼の逆境につけこんで足をすくうようなことはするなDon't take advantage of his troubles to trip him up.
哀れむ
〔かわいそうに思う〕pity, have [take] pity ((on)),feel pity [sorry] ((for));〔同情する〕feel sympathy ((for)),sym...
域
1⇒きょうかい(境界),くいき(区域),ちいき(地域)2〔水準〕a level;〔段階〕a stage彼の演奏は素人の域を出ないHis playing is 「no better than th...
きょうぐう【境遇】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
みのうえ【身の上】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
かんきょう【環境】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
きょうがい【境涯】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
きち【危地】
[共通する意味] ★苦しく困難な境遇。[英] difficulties[使い方]〔苦境〕▽会社はかつてない苦境にたたされている〔逆境〕▽幼いころの逆境にたえて今の自分がある〔危地〕▽多くの危地を...
きょじつひまく【虚実皮膜】
芸は実と虚の境の微妙なところにあること。事実と虚構との微妙な境界に芸術の真実があるとする論。江戸時代、近松門左衛門ちかまつもんざえもんが唱えたとされる芸術論。▽「虚実」はうそとまこと。虚構と事実。「皮膜」は皮膚と粘膜。転じて、区別できないほどの微妙な違いのたとえ。「膜」は「にく」とも読む。
しゅつりしょうじ【出離生死】
仏教のことばで、生死に捕らわれた迷いの境地から逃れ、悟りの境地に入ること。
しんとうめっきゃく【心頭滅却】
無念無想の境地に達すること。雑念を排して集中すれば、火の中でも涼しく感じるということ。困難な状況にあっても、超越した境地にあれば、苦しくないということ。
じゃくめついらく【寂滅為楽】
迷いの世界から離れた心安らかな悟りの境地が、楽しいものであるということ。▽仏教語。「寂滅」は煩悩の消え去った究極的な悟りの境地。
ちそくあんぶん【知足安分】
高望みをせず、自分の境遇に満足すること。▽「知足」は足ることを知る意。分ぶんをわきまえて欲をかかないこと。「安分」は自分の境遇・身分に満足すること。「足たるを知しり分ぶんに安やすんず」と訓読する。
あきた‐うじゃく【秋田雨雀】
[1883〜1962]劇作家・児童文学者。青森の生まれ。本名、徳三。島村抱月の門下。のちプロレタリア芸術運動に参加。戯曲「埋れた春」「国境の夜」など。
うざわ‐ひろふみ【宇沢弘文】
[1928〜2014]経済学者。鳥取の生まれ。東京大学で数学を学んだのち経済学に転じる。理論経済学の分野で功績があり、また公共経済学の立場から環境問題や種々の社会問題にも取り組んだ。文化勲章受章...
こう‐すうこく【高嵩谷】
[1730〜1804]江戸後期の町絵師。江戸の人。名は一雄。別号、屠竜翁(とりゅうおう)など。英一蝶(はなぶさいっちょう)門下の佐脇嵩之(さわきすうし)に学び、武者絵に新境地を開いた。浅草寺の「...
マータイ【Wangari Muta Maathai】
[1940〜2011]ケニアの環境保護運動家・政治家。1977年、環境保護や女性の地位向上などを目指すNGO「グリーンベルト運動」を創設、植林運動などを展開した。2002年には国会議員となり、そ...
よねざわ‐ひこはち【米沢彦八】
落語家。 (初世)[?〜1714]上方落語の祖。大坂の生玉(いくたま)神社境内で興行した仕方物真似で人気を博す。著作に「軽口御前男」「軽口大矢数」など。 (2世) 京都の落語家。祇園境内など...
血糖値検査の目的
糖尿病の有無をチェック 血液中に含まれる血糖の量を示す値を血糖値といいます。血糖を調べる検査にはいくつかの種類がありますが、一般の健康診断や人間ドックで調べられるのは、「空腹時血糖値」と「HbA1c」です。いずれも高血糖、すなわち、糖尿病の有無を調べるために行われます。 空腹時血糖値は、その名のとおり、空腹の状態のときの血糖値を調べる検査です。食後は食事の影響を受けて、誰しも血糖値が上昇します。その後、インスリンが働いて、通常、食前などの空腹時には血糖値は下がります。しかし、糖尿病でインスリンの作用が低下していると、ブドウ糖が代謝されず、血糖値が高い状態がいつまでも続きます。そこで、空腹時血糖値の検査を受けるときは、9時間以上絶食したのちの空腹時に血液を採取し、血糖値を測定します。通常は、検査前日の夜から飲食を控え、翌日の朝に採血します。 血糖の状態を調べるもう一つの検査が、「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」です。血糖値が高い状態が長く続くと、血液中の赤血球の成分であるヘモグロビンにグルコースが結合し、グリコヘモグロビンを形成します。これが、HbA1cです。 赤血球の寿命は約4カ月といわれ、その間ヘモグロビンは体内を巡り、血液中のブドウ糖と少しずつ結びついていきます。つまり、血糖値が高い状態が長く続いていればいるほど、HbA1cも多くなるということです。 血液中のHbA1cは、赤血球の寿命の約半分くらいにあたる時期の血糖値を反映するといわれ、過去1~2カ月の血糖の状態を推定できることになります。HbA1cは、空腹時血糖値同様、採血して調べますが、食事の影響を受けないので、いつでも検査することができます。 血糖値が範囲を超えて上昇する要因としては、インスリンの分泌不足、あるいはインスリンの作用低下があげられます。健康な人では、一定濃度のインスリンが常に分泌されており、作用も安定しています。食後は血糖値が少し上昇しますが、インスリンの分泌も増加し、その働きによって血糖値は正常範囲を超えて上がらないようになっています。 ところが、インスリンの分泌量が少なかったり、分泌されるタイミングが悪かったり、インスリン抵抗性といって、分泌されたインスリンがうまく働かなかったりすると、血糖値は正常範囲を保てなくなります。このような状態はⅡ型糖尿病といい、日本人の糖尿病のほとんどがこのⅡ型糖尿病です。Ⅱ型糖尿病の原因には、遺伝的素因に加えて過食、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣が大きくかかわっているといわれています。 また、糖尿病には、インスリンがほとんど分泌されないⅠ型糖尿病というものもあり、こちらは一種の自己免疫疾患であり、遺伝的体質が深く関係していると考えられています。 高血糖や糖尿病は、それ自体は命にかかわる病気ではありませんが、糖尿病のもっとも大きな問題点は合併症です。糖尿病の合併症は、細小血管合併症と大血管合併症の2つに大きく分けられます。 細小血管合併症には、「糖尿病性網膜症」、「糖尿病性神経障害」、「糖尿病性腎症」の3つがあり、高血糖によって細い血管の壁が破壊されておこります。いずれも糖尿病特有の合併症で、三大合併症と呼ばれています。 大血管合併症は、動脈硬化に由来するものです。糖尿病は動脈硬化の危険因子の一つであり、高血圧や脂質異常症、肥満などと相まって、動脈硬化を促進します。 結果、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患の引き金となります。 さらに、糖尿病で血糖コントロールの悪い人は、肺炎、腎盂腎炎、壊疽などのさまざまな感染症にもかかりやすくなります。 また、糖尿病の領域には至らなくとも、境界域にある人も合併症には要注意です。とくに食後2時間血糖値(ブドウ糖負荷試験)が境界域にある人(IGT=耐糖能異常)は、動脈硬化が進みやすく、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。
血圧検査の目的
高血圧の有無をチェック 血圧検査は、高血圧の有無や高血圧をもたらす病気を調べるための検査です。心臓がもっとも強いポンプ力で血液を送り出す"収縮期"の血圧と、心臓、静脈から血液を戻す"拡張期"の血圧を測定します。 医療機関の血圧測定では、正確な数値が得られる「水銀血圧計」を用いて、上腕動脈の血圧を測定します。 上腕動脈は心臓に近く、心臓に直結する大動脈起始部の血圧が反映されるため、心臓の状態を知る重要な手がかりになるからです。 実際の検査では、上腕部にカフ(駆血帯)を巻き、カフに空気を送って締め付け、空気を抜きながら測定します。 血圧は"心拍出量"と"血管抵抗"によって決められます。 たとえば、激しい運動をしているときは、心臓は心拍数を上げて大量の血液を送り出すため、血圧が上昇します。 また、気温が低いときや精神的に緊張したときなどは、末梢血管が収縮し、血管の抵抗性が高まるため、心臓は強い圧力で血液を送り出します。結果、やはり血圧は上昇します。 逆に、睡眠中やリラックスしているときは、それほどたくさんの血液を必要としませんから、心拍数も血圧も下がっています。 こうした心臓のはたらきや血圧は、自律神経によって自動的に調節されています。運動時や興奮状態にあるときは、交感神経が優位に働き、血圧が上がります。一方、安静時には副交感神経が優位となり、血圧は下がります。 日内変動 血圧は1日のなかで数値が変動します。 一般的には起床時に大きく上昇し、昼食時にピークとなります。夕方以降はゆるやかに低下し、睡眠時はもっとも低い状態で安定します。 日常の動作、行動、生活習慣など 血圧は食事、入浴、排泄、運動時などのほか、ストレスや喜怒哀楽などの興奮状態のときに上昇します。また、喫煙や飲酒などの生活習慣も、血圧を上昇させる大きな要因となります。 環境 血圧は、寒暖の差が激しいとき(10度以上の温度差)、季節の変わり目、冬の寒さなどのストレスによって上昇します。季節では、春から夏にかけては比較的低く、秋から冬にかけて高くなります。 ほかの病気との関連 血圧は脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、肥満、腎臓病、ホルモンの病気などと深い関連があります。 正常範囲を超えた血圧を長期間放置していると、血圧の負担のかかる血管や臓器が障害され、さまざまな合併症がおこってきます。 合併症をもたらす代表は、動脈硬化です。動脈硬化が進行すると、とくに脳、心臓、腎臓に深刻な合併症を引き起こします。 脳の血管の動脈硬化が進むと、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの危険が高まります。また、心臓では、狭心症や心筋梗塞をおこしやすくなります。 いずれも命にかかわる重大な病気です。また、腎臓の細動脈や糸球体が硬化する腎硬化症では、腎機能の低下から腎不全に至ることもあります。 日本高血圧学会では、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上を高血圧とし、治療の対象とされています。しかし、メタボリックシンドロームの診断基準では、収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上(いずれか、あるいは両方)であれば、内臓脂肪蓄積の改善をはじめとする生活改善が必要とされています。
血液を生み出す骨の作用
骨の中心部には、骨髄腔(脊柱管)と呼ばれる空洞があります。この骨髄腔のまわりには、スポンジのような隙間のある組織があり、そこに赤い色をした骨髄が詰まっています。これが血液の生成にかかわり、別名造血器官と呼ばれる、「赤色骨髄」です。なお、骨髄には黄色い骨髄、すなわち黄色骨髄というものもあります。これは、赤色骨髄が脂肪の増加により黄色くなり、造血機能を失った骨髄です。 赤色骨髄が血液の生成にかかわる所以は、"血球芽細胞"がつくられているからです。 血液中には、酸素を運搬する赤血球をはじめ、止血を担う血小板、体内に侵入したウイルスなどを排除するしくみ-免疫を担当する白血球などの血液細胞が含まれていますが、血球芽細胞は将来、これらすべての血液細胞になりうる能力をもった細胞です。 血球芽細胞はさまざまな因子の作用を受け、赤血球、血小板、白血球などに変化し、血液中に流れ出ていきます。 骨は成分の約6割をリン酸カルシウムや炭酸カルシウム、リン酸マグネシウムなどの無機塩類で占めていますが、発育に伴って長く太く成長していきます。 骨の端を「骨端」、上と下の骨端に挟まれた部分を「骨幹」といいます。子どもの骨には上下両方の骨端と骨幹の境目あたりに、軟骨が集まった成長軟骨層が存在します。この部位の軟骨は増殖しながら、やがて骨に置き換わります。これによって骨が長くなるのです。 一方、骨膜にある骨芽細胞は、骨膜の内側に新しい骨をつくり、骨を太くしていきます。 この2つのメカニズムにより、常に新しい骨がつくられ成長していくのが骨の新生です。 では、骨の新生以前にあった古い骨はどうなるのかというと、破骨細胞という細胞が破壊します。 骨の新生と破壊、相反する細胞がバランスよく働くことで骨は新陳代謝を図り、常に再構築されています。成長期においては新生が上まわるため骨を成長させているわけです。 骨折の直後には、骨の血管から出血した血液が固まり、折れた骨の隙間を一時的に埋めます。その後、折れた部分の骨膜に骨芽細胞が集まり、増殖して網目状になり、仮骨(線維組織)をつくります。この仮骨がカルシウムの沈着で徐々に硬くなり、破骨細胞により再吸収され、元の形状に修復されます。