あい‐ぎょう【愛楽】
[名](スル)《「楽」は好む、願う意》 1 仏語。仏の教えを願い求めること。あいらく。 2 愛好すること。好意を持つこと。「人に—せられずして衆にまじはるは恥なり」〈徒然・一三四〉
あか‐はじ【赤恥】
人の前で受けるひどい恥。あかっぱじ。「—をかく」
あから・む【赤らむ】
[動マ五(四)] 1 果実・つぼみなどが、赤みを帯びる。「柿の実が—・む」 2 恥ずかしさ・興奮などで、顔が赤くなる。「照れてほおが—・む」 [動マ下二]「あからめる」の文語形。
あ・く【飽く/厭く/倦く】
[動カ五(四)] 1 十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「—・くことを知らぬ金銭欲」「菜の葉にとまれ。菜の葉に—・いたら桜にとまれ」〈野村秋足・蝶々〉 2 満たされた気持ちになる。満...
あこう‐ぎし【赤穂義士】
元禄15年12月14日(1703年1月30日)、主君の浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)の恥辱をそそぐため、吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしなか)を討った旧赤穂藩士47名のこと。...
赤い
Ired;〔真紅の〕crimson;〔朱色の〕vermil(l)ion;〔緋色ひいろの〕scarlet木の葉が赤くなったThe leaves have turned red.彼女は恥ずかしさで顔...
赤恥
赤恥をかくbe put to shame in public/be disgraced in public/disgrace oneself in public人に赤恥をかかせる「humilia...
赤み
a tinge of red赤みがかった紫reddish purple夕日で壁が赤みを帯びていたThe wall was tinged with red by the setting sun.顔...
赤らむ
〔赤くなる〕turn [grow] red, redden;〔赤面する〕blush夕日で山が赤らんでいるThe mountain is glowing in the setting sun.恥ず...
赤らめる
(恥ずかしくて)顔を赤らめるblush [turn red] with embarrassment怒って[酒を飲んで]顔を赤らめているHe is flushed 「with anger [wit...
きまりわるい【きまり悪い】
[共通する意味] ★なんとなく恥ずかしい。[英] ashamed[使い方]〔気恥ずかしい〕(形)▽こんな姿で人前に出るなんて気恥ずかしい〔小恥ずかしい〕(形)▽こんなことを君に頼むのは小恥ずかし...
きはずかしい【気恥ずかしい】
[共通する意味] ★なんとなく恥ずかしい。[英] ashamed[使い方]〔気恥ずかしい〕(形)▽こんな姿で人前に出るなんて気恥ずかしい〔小恥ずかしい〕(形)▽こんなことを君に頼むのは小恥ずかし...
こはずかしい【小恥ずかしい】
[共通する意味] ★なんとなく恥ずかしい。[英] ashamed[使い方]〔気恥ずかしい〕(形)▽こんな姿で人前に出るなんて気恥ずかしい〔小恥ずかしい〕(形)▽こんなことを君に頼むのは小恥ずかし...
うらはずかしい【うら恥ずかしい】
[共通する意味] ★なんとなく恥ずかしい。[英] ashamed[使い方]〔気恥ずかしい〕(形)▽こんな姿で人前に出るなんて気恥ずかしい〔小恥ずかしい〕(形)▽こんなことを君に頼むのは小恥ずかし...
はずかしい【恥ずかしい】
[共通する意味] ★悪いことをしたり、あるいはほめられたりなどしてきまりが悪い。[英] embarrassed[使い方]〔恥ずかしい〕(形)▽級友の前でしかられて恥ずかしい▽エチケットを知らない...
いちえいいちじょく【一栄一辱】
人は社会の状況などによって、栄えることもあれば、恥辱にまみれることもあること。栄えているときは戒めとして、衰えているときは慰めの語として用いる。また、人の世のはかなさをいう。▽「辱」ははずかしめを受けること。「一」はあるときは、の意。
がんこうじくじ【顔厚忸怩】
非常に恥じ入ることの謙称。顔にもありありと恥じ入る色が出る意。また、恥知らずな者の顔にも、なお恥じる色があらわれる意。▽「顔厚」は顔色が変わる意とも、面の皮が厚い者の意とも解される。「忸怩」は心に恥ずかしく思うこと。恥じて身をちぢめること。もと自分の恥じ入ることを謙譲して言ったものが、転じて文字通り、恥知らずのあつかましい者でさえ恥じ入ることの意に用いられることもある。
しゅうかへいげつ【羞花閉月】
美人の容姿のすぐれてうるわしいこと。あまりの美しさに花を恥じらわせ、月も恥じらい隠れる意から。▽「羞」は恥じらう意。「閉月羞花へいげつしゅうか」ともいう。
じゅそくたじょく【寿則多辱】
長生きすれば、それだけ恥をかくことも多いということ。また、長く生きることは、多くの恥をさらすことになるということ。
むざんむき【無慙無愧】
悪事を働いても、それを恥じることなく平気でいること。▽仏教語。「無慙」は自分の犯した罪を、仏の教えを破りながらもそれを恥じない心。「無愧」は自分の罪を他人に対して恥じない心のこと。「慙はじること無なく愧はじること無なし」と訓読する。「慙」は「残」とも書く。
あんどう‐せいあん【安東省庵】
[1622〜1701] 江戸前期の儒学者。筑後の人。名は守約(もりなり)。別号恥斎。松永尺五(まつながせきご)・朱舜水(しゅしゅんすい)に師事。著「省庵先生遺集」「恥斎漫録」。
クッツェー【John Maxwell Coetzee】
[1940〜 ]南アフリカ共和国の小説家。大学教授を務めるかたわら小説を執筆し、「マイケル・K」と「恥辱」で2度のブッカー賞を受賞。1987年にエルサレム賞を、2003年にはノーベル文学賞を受賞...
こうせん【勾践】
[?〜前465]中国、春秋時代の越の王。会稽山(かいけいざん)の戦いで呉王夫差(ふさ)に敗れたが、復讐を誓い、忠臣范蠡(はんれい)と備えること20年、ついに呉を滅ぼした。→会稽(かいけい)の恥 ...
しょうねい‐おう【尚寧王】
[1564〜1620]琉球の王。第2尚氏王統の第7代。慶長14年(1609)薩摩(さつま)の島津軍の侵略によって捕虜となり、2年間の抑留ののち帰国。島津氏による琉球支配を恥じ、王家の墓へ入ること...
はん‐れい【范蠡】
中国、春秋時代末の越の忠臣。楚国苑(えん)(河南省)の人。越王勾践(こうせん)に仕えて富国強兵を図り、呉を滅ぼして会稽の恥をそそいだ。のち野に下り、陶朱公と称して巨万の富を築いたという。
全身の「骨格」のしくみ
骨格は、各臓器を外部の衝撃から守る役割があり、保護する臓器によって骨の大きさや形、しくみも異なります。 からだの司令塔である脳を守る頭蓋骨は、"縫合"と呼ばれる複雑なつながり方で固く連結されています。 一方、心臓と肺を保護しているのは胸郭です。胸郭は胸椎(背骨の一部)、胸骨と12対の肋骨によってカゴ状に形成されており、各々の骨は関節や軟骨でつながっています。 また、からだの支柱である脊柱(背骨)は、リング状の椎骨が軟骨や靱帯でつながり、脊髄を囲み保護するとともに姿勢を保ちます。 生殖器や消化器、泌尿器を保護する骨盤は、腸骨、恥骨、坐骨からなる寛骨を中心に、腹部全体を下方から支え、体重を下肢へ伝えます。 付着する筋肉のはたらきにより、運動の支点となることも、骨格の重要な働きのひとつです。 新生児では約350個ある骨は、からだの成長とともに融合しながら、より太く強い骨へと変化していきます。そのため、成人では、約200~208個で基本的には206個の骨が骨格を形成します。 成人に比べ、乳幼児のからだが柔軟なのは、すべての骨が融合する前の、発育途中にあるためです。
尿を蓄えて排泄する膀胱と尿道
膀胱は、腎臓でつくられた尿を一時的にためておく袋状の器官です。 位置は、恥骨の後方-。膀胱の後ろには直腸があり、女性では子宮と膣に接しています。 膀胱の上部には尿管が左右2つ開口しており、これを尿管口といいます。 また、下部の出口は内尿道口といい、その付近を膀胱頸部といいます。 膀胱の壁は、外側に平滑筋の層があり、内側は粘膜で覆われています。 平滑筋の層には伸縮性があり、膀胱が空のときは1㎝ほどの厚さがありますが、尿がたまってくると引き伸ばされ、3mmほどに薄くなります。 成人の膀胱の容量は約300~500mlです。膀胱はこれだけの尿を蓄える器官であると同時に、たまった尿を排泄する器官でもあります。 尿道は膀胱の尿の出口(内尿道口)と、体外への尿の出口(外尿道口)をつなぐ管状の器官です。 内尿道口の付近には、自分の意思とは無関係に働く"内尿道括約筋"と、自分の意思で働かせられる"外尿道括約筋"があります。 両方の括約筋をゆるめることで尿が尿道に流れ込み、外尿道口から排泄されます。 腎小体でつくられた原尿は尿細管で再吸収され、尿になります。この尿の輸送路を「尿路」といい、腎杯から、腎盂、尿管、膀胱、尿道までを指します。また、腎盂から尿管までを「上部尿路」、膀胱から尿道までを「下部尿路」と呼んでいます。 また、腎杯、腎盂、尿管の壁には平滑筋があり、蠕動運動による収縮の波で、尿を膀胱へと運んでいきます。