さ‐お【真麻】
《「さ」は接頭語》あさ。麻糸。「麻衣(あさぎぬ)に青衿(あをくび)着けひた—を裳(も)には織り着て」〈万・一八〇七〉
さな‐かずら【真葛/実葛】
[名]サネカズラのこと。「—の根を舂(つ)き、其の汁の滑(なめ)を取りて」〈記・中〉 [枕]葛はつるが分かれたのち先でまたあうところから、「のちもあふ」にかかる。「—後も逢はむと」〈万・三二八〇〉
さなだ【真田】
1 「真田紐(さなだひも)」の略。 2 「真田織り」の略。
さなだ【真田】
姓氏の一。 [補説]「真田」姓の人物真田重蔵(さなだじゅうぞう)真田昌幸(さなだまさゆき)真田幸村(さなだゆきむら)
さなだ‐うち【真田打ち】
「真田紐(さなだひも)」に同じ。
さなだひも【▲真田×紐】
a flat, braided cotton cord
さなだむし【▲真田虫】
a tapeworm
しん【真】
⇒しんり(真理),まこと(真)真の 〔本当の〕true, real;〔本物の〕genuine真に truly; really; genuinely真の友情true friendship彼は真のキ...
しんい【真意】
1〔本心〕one's real intention;〔本当の動機〕one's true motive彼の真意は俳優になることだHis real intention is to become an...
しんいん【真因】
〔本当の原因〕the true cause;〔本当の動機〕the true motive ((for, behind));the real motivation
しん【真】
[共通する意味] ★正しいこと。[英] right[使い方]〔正〕▽邪を捨てて正に帰す▽正誤一覧〔真〕▽真のスポーツマン▽逆もまた真なり[使い分け]【1】「正」は、悪ではない、正義である、という...
しんい【真意】
[共通する意味] ★本当の気持ち。本当の意向、意志、希望など。[英] one's real intention[使い分け]【1】「真意」は、表面からとらえにくい本当の心、また、表わしにくい真実の...
しんうち【真打ち】
[共通する意味] ★寄席で、最後に出演する芸人のこと。[使い方]〔真打ち〕▽真打ち登場▽真打ちに昇格する〔取り〕▽歌合戦の取りをとる▽取りをつとめる[使い分け]【1】「真打ち」は、一番格が高い出...
しんぎ【真偽】
[共通する意味] ★現実の本当のことと、うそ偽りのこと。[英] truth or falsehood[使い方]〔真偽〕▽事の真偽を確かめる▽真偽のほどはわからない〔虚実〕▽虚実相なかばした話で、...
しんし【真摯】
[共通する意味] ★真心がこもっていること。誠意があること。[英] sincerity[使い方]〔誠実〕(名・形動)▽彼女は誠実な人だ▽誠実に働く〔篤実〕(名・形動)▽篤実な人柄▽温厚篤実な先生...
しんけんしょうぶ【真剣勝負】
遊び半分ではなく、本気で勝ち負けを争って、勝者を決定すること。また、物事に、まじめに全力で対処すること。もとの意味は、竹刀しないや木刀ではなく、本物の刀で斬りあいをして戦うということ。
しんじついちろ【真実一路】
偽りのない真心をもって一筋に進むこと。▽「真実」はまこと・ほんとうのこと。「一路」は一筋の道、一筋の道をまっすぐに、ひたすらの意。
しんそうきゅうめい【真相究明】
事件などの原因や隠れた事情を明らかにしていくこと。真実を突き止めようとすること。
まいちもんじ【真一文字】
漢字の「一」のように真っすぐであるさま。一直線。
まほかたほ【真帆片帆】
多くの船が行き交うさま。
さねもり【真守】
平安時代の刀工。伯耆(ほうき)の人。安綱の子。平家の重宝「抜丸」の作者という。生没年未詳。
しんにょ【真如】
[799〜865]平安初期の真言宗の僧。平城天皇の第3皇子。俗名は高岳(たかおか)親王。嵯峨天皇即位とともに皇太子となったが、薬子(くすこ)の変で出家。貞観3年(861)入唐し、仏跡巡拝のためイ...
しんぽ‐ゆういち【真保裕一】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。アニメーション制作会社に勤務するかたわらミステリーを執筆。汚染食品輸入にまつわる犯罪を描いた「連鎖」で江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。他に「ホワイトアウ...
まじま‐りこう【真島利行】
[1874〜1962]化学者。京都の生まれ。東北大教授・阪大総長。漆のほか紫根・烏頭(うず)などの成分構造を究明。文化勲章受章。
まやま‐せいか【真山青果】
[1878〜1948]劇作家・小説家。宮城の生まれ。本名、彬(あきら)。小栗風葉に師事し、自然主義作家として出発、のち劇作に転じ、多くの戯曲を発表。また、西鶴・馬琴などの考証にもすぐれた業績を残...