あかり【明(か)り】
1 光。明るさ。「—がさす」 2 ともしび。灯火。「—を消す」 3 潔白であることの証明。疑いを晴らす証拠。あかし。「なに、—を立てねば帰られぬ」〈伎・青砥稿〉 4 その時期が過ぎること。あけ。...
あき‐じい【明き盲】
《「あきしい」とも》「あきめくら1」に同じ。「二つの眼—なり。観音に帰敬し…眼の闇を明かさむとす」〈霊異記・下〉
あや‐な・し【文無し】
[形ク] 1 筋道が通らない。不条理だ。わけがわからない。「春の夜の闇(やみ)は—・し梅の花色こそ見えね香やは隠るる」〈古今・春上〉 2 むだである。かいがない。無意味だ。「思へども—・しとのみ...
あや‐め【文目】
1 織物や木目(もくめ)などに現れた模様。いろどり。あや。 2 (多くはあとに「知らず」「分かず」「見えず」などの語を伴って用いる) ㋐物の区別。見分け。けじめ。「—も知れない闇の中から、硫黄が...
あり‐か【在り香】
1 よいにおい。香り。「五月闇(さつきやみ)花たちばなの—をば風のつてにぞ空に知りける」〈俊忠集〉 2 嫌なにおい。臭気。「夜の宿り—ことにして」〈東関紀行〉 3 体臭。わきが。「おのづから—な...
文目
あやめも分かぬbe unable to distinguish one thing from anotherあやめも分かぬ闇の夜a pitch-black[pitch-dark] night
あやめもわかぬ【あやめも分かぬ】
be unable to distinguish one thing from anotherあやめも分かぬ闇の夜a pitch-black[pitch-dark] night
一寸
a sun(▼約3.03cm)真っ暗で一寸先も見えないIt's pitch-dark and we cannot see an inch ahead of us.一寸先も見えない猛吹雪a bli...
暗闇
darkness; the dark暗闇で in the dark; in (the) darkness湖は暗闇に包まれていたThe lake was in darkness./Darkness...
くらやみで【暗闇で】
in the dark; in (the) darkness湖は暗闇に包まれていたThe lake was in darkness./Darkness had settled over the...
じか【時価】
[共通する意味] ★実際に売買される値段。[英] the current price[使い方]〔時価〕▽時価五億円の宝石▽この絵は時価三千万円だ〔市価〕▽さんまは豊漁で市価が安い▽市価の半額で販...
しか【市価】
[共通する意味] ★実際に売買される値段。[英] the current price[使い方]〔時価〕▽時価五億円の宝石▽この絵は時価三千万円だ〔市価〕▽さんまは豊漁で市価が安い▽市価の半額で販...
やみよ【闇夜】
[共通する意味] ★真っ暗な夜。月明かりのない夜。[英] a dark night[使い方]〔闇夜〕▽闇夜に烏(からす)▽闇夜の鉄砲(=目標の定まらないこと、また、やっても効果がないことのたとえ...
みつぼうえき【密貿易】
[共通する意味] ★法を犯してこっそり行う取引。[英] smuggling[使い方]〔闇取引〕▽米の闇取引の現場をおさえる〔密輸〕スル▽麻薬を密輸する▽拳銃を密輸する〔密貿易〕▽密貿易で不当な利...
やみじ【闇路】
[共通する意味] ★暗い道。[英] a night journey[使い方]〔闇路〕▽闇路をたどる〔夜道〕▽夜道を一人で帰る[使い分け]【1】「闇路」は、闇夜の道、まっ暗闇の道の意。多く文学的な...
あんこうそえい【暗香疎影】
どこからともなく漂いくる花の香りと、月光などに照らされて、まばらに映る木々などの影の意。多く梅の花や梅の木についていう。▽「暗香」はどこからともなく漂うよい香り。また、暗闇くらやみの中に漂うよい香り。花の香り、特に梅花の香りをいうことが多い。
あんちゅうもさく【暗中模索】
手がかりのないまま、あれこれとやってみること。暗闇くらやみの中で、手探りをして求める意から。▽「模」は「摸」とも書く。
ぎしんあんき【疑心暗鬼】
疑いの心があると、なんでもないことでも怖いと思ったり、疑わしく感じることのたとえ。疑いの深さからあらぬ妄想にとらわれるたとえ。疑いの心をもっていると、いもしない暗闇くらやみの亡霊が目に浮かんでくる意から。▽「疑心」は疑う心。「暗鬼」は暗闇の中の亡霊の意。「疑心暗鬼を生ず」の略。「暗」は「闇」とも書く。
めいしゅあんとう【明珠暗投】
どんなに貴重な物でも、贈り方がよくないと誤解されてしまうたとえ。転じて、立派な才能をもっているのに世に認められないこと。また、貴重な物をその価値の分かっていない人が所有していること。宝玉を暗闇くらやみで人に投げ与える意から。▽「明珠」は輝き光る宝玉のこと。
ゆうしゅうあんこん【幽愁暗恨】
人知れぬ深い憂いや恨み。▽「幽愁」は人知れぬ深い憂い。「暗恨」は人知れぬ恨み。「暗」は「闇」とも書く。
あさみ‐けいさい【浅見絅斎】
[1652〜1712]江戸中期の儒学者。近江(おうみ)の人。名は安正。別号、望楠楼。山崎闇斎に学び、佐藤直方・三宅尚斎とともに崎門(きもん)三傑の一人。勤王を唱え、著書「靖献遺言(せいけんいげん...
かいこう‐たけし【開高健】
[1930〜1989]小説家。大阪の生まれ。「裸の王様」で芥川賞受賞。ベトナム戦争の取材など、行動派の作家として活躍。他に「パニック」「輝ける闇」「夏の闇」など。
きだ‐げん【木田元】
[1928〜2014]哲学者。山形の生まれ。中央大教授。ハイデッガー研究の第一人者として知られるほか、メルロ=ポンティの翻訳を数多く手がけた。著「現象学」「哲学と反哲学」「闇屋になりそこねた哲学...
さとう‐なおかた【佐藤直方】
[1650〜1719]江戸中期の儒学者。備後の人。山崎闇斎(やまざきあんさい)に師事。崎門三傑の一人と称されたが、朱子学の純一性を主張し、垂加神道を唱えた師のもとを去った。著「四書便講」など。
すいか【垂加】
山崎闇斎(やまざきあんさい)の別号「垂加(しでます)」の音読み。