めい‐めい【明明】
[形動][文][ナリ]はっきりしていて疑わしいところのないさま。「軽蔑の意を—に発表すべしというが」〈蘆花・思出の記〉
[ト・タル][文][形動タリ] 1 たいそう明るいさま。「田圃遥かに灯...
もく‐しょう【目睫】
目とまつげ。転じて、きわめて近いところ。目前。「—に迫った九月十日」〈広津和郎・風雨強かるべし〉
もちどり‐の【黐鳥の】
[枕]とりもちにかかった鳥が飛び立てないところから離れにくい意の「かからはし」にかかる。「—かからはしもよ行くへ知らねば」〈万・八〇〇〉
もののふ‐の【武士の】
[枕] 1 文武の官が属する氏は数が多いところから、「八十(やそ)」およびその複合語に、また「い(五十)」と同音を含む地名「岩瀬(いわせ)」にかかる。「—八十宇治川(やそうぢがは)の網代木(あじ...
も‐はや【最早】
[副] 1 ある事態が実現しようとしているさま。早くも。まさに。「—今年も暮れようとしている」 2 ある事態が変えられないところまで進んでいるさま。今となっては。もう。「—如何ともしがたい」「—...
も‐また【も亦】
《漢文訓読で「…も亦」などと用いることが多いところから》漢字の「亦」を、「又」「復」などと区別していう語。
もも‐じり【桃尻】
《桃の実の尻(実際は頭)が、とがっていてすわりの悪いところから》 1 馬に乗るのがへたで、尻が鞍の上に安定しないこと。「—にて落ちなんは、心憂かるべし」〈徒然・一八八〉 2 尻の落ち着かないこと...
もより‐えき【最寄り駅】
その場所から最も近いところにある駅。「我が家の—」
もん‐なし【文無し】
1 《「一文無(いちもんな)し」の略》所持金が全くないこと。また、そのさま。無一文。「競馬で負けて—になる」 2 《それ以上の文数はないところから》並み外れて大きな足袋(たび)。12文(約28....
焼(や)け木杭(ぼっくい)に火(ひ)が付(つ)く
一度焼けた杭は火がつきやすいところから、以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。主に男女関係についていう。 [補説]「焼けぼっくりに火が付く」とするのは誤り。