おとわ【音羽】
東京都文京区西部の地名。護国寺の門前町として発展。音羽局(おとわのつぼね)が徳川家からこの地を給されたのでこの名があるとも、護国寺を京都清水寺に模して、清水観音の音羽の滝にちなむともいわれる。
おとわ‐や【音羽屋】
歌舞伎俳優の尾上菊五郎・坂東彦三郎両系統の称する屋号。初世菊五郎の父が、京都都(みやこ)万太夫座の出方をしていた音羽屋半平であったところからいう。
おとわ‐やき【音羽焼】
京焼の一。その源流にあたるもの。享保(1716〜1736)ごろ、五条坂付近に窯を移し、五条清水焼となった。
おとわ‐やま【音羽山】
京都、東山三十六峰の一。標高240メートル。中腹に清水寺があり、その奥に音羽の滝がある。 京都市山科区と滋賀県大津市との境の山。北は逢坂(おうさか)山に連なる。標高593メートル。[歌枕...