かが‐ゆうぜん【加賀友禅】
石川県金沢市付近で発達した友禅染。様式化された図柄で、配色に藍・臙脂(えんじ)・紫などが多く、ぼかしを使っている。
かがよ・う【耀う/赫う】
[動ワ五(ハ四)]きらきら光って揺れる。「雑木の芽の群れが…おぼろに—・う絢爛(けんらん)のさま」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
かがり【篝】
1 かがり火をたく鉄製のかご。かがりかご。 2 1を用いて燃やす火。かがり火。 3 「篝屋(かがりや)」に同じ。
かがり【縢り】
布などをかがること。また、かがったものや部分。
かがり‐かご【篝籠】
「篝(かがり)1」に同じ。
かがり‐どうろう【篝灯籠】
庭に置く灯籠。
かがり‐び【篝火】
夜間の警護・照明や漁猟などのためにたく火。かがり。 源氏物語第27巻の巻名。光源氏が、玉鬘(たまかずら)のもとで篝火をたかせ、夕霧・柏木との合奏を楽しむ。
かがりび‐そう【篝火草】
シクラメンの別名。《季 春》
かがり‐ぶね【篝船】
漁などのためにかがり火をたく船。
かがり‐や【篝屋】
篝屋(かがりや)守護の詰め所。また、そこに詰めた武士。のちに鎌倉にも設置された。夜間、辻々で篝火をたいたからいう。