かんじょうしょ【関城書】
南北朝時代、北畠親房(きたばたけちかふさ)の書状。1巻。興国3年(1342)執筆。親房が常陸(ひたち)の関(せき)城から磐城(いわき)の白河の結城親朝(ゆうきちかとも)へ送り、時勢を説きながら援...
がめつ・い
[形]けちでがっちりしている。利益を得ることに積極的で抜け目がない。「—・く金をためる」 [補説]関西方言をもとにした造語か。昭和34年(1959)初演の菊田一夫の戯曲「がめつい奴(やつ)」から...
がん【願】
[音]ガン(グヮン)(呉) [訓]ねがう [学習漢字]4年 1 請い求める。ねがい。「願書・願望/哀願・依願・懇願・志願・出願・請願・嘆願・念願」 2 神仏に祈り求める。「願文(がんもん)・願力...
きたな・い【汚い/穢い】
[形][文]きたな・し[ク] 1 よごれていて、それに触れたくない気持ちを起こさせるさま。不潔である。「床(ゆか)が—・い」「—・い手でさわるな」 2 秩序や調和がとれてなく、不快な感じを与える...
きたばたけ【北畠】
姓氏の一。
村上源氏。源通親の孫の中院雅家(なかのいんまさいえ)が洛北北畠に住み改姓。その曽孫の親房(ちかふさ)が南朝の重鎮として活躍。顕能(あきよし)から代々伊勢国守。天正4年(1576)...
気前(きまえ)がよ・い
金や物を出し惜しみしない。けちけちしない。「金回りがよいのか最近妙に—・い」
くろかみ【黒髪】
長唄・地歌の曲名。初世桜田治助作詞、初世杵屋佐吉(きねやさきち)(地歌としては湖出(こいで)市十郎)作曲。天明4年(1784)江戸中村座初演の歌舞伎狂言「大商蛭小島(おおあきないひるがこじま)...
クントゥル‐ワシ【Kuntur Wasi】
《ケチュア語で「コンドルの館」の意》ペルー北部の都市カハマルカ郊外にある遺跡。市街の西約35キロメートル、標高約2300メートルの山上に位置する神殿の跡で、紀元前1000年から紀元後50年頃まで...
けいさん‐だか・い【計算高い】
[形][文]けいさんだか・し[ク]金銭の計算に細かく、けちである。また、利害・損得に敏感である。勘定高い。「—・く万事に抜け目のない人」
け‐しゅ【化主】
1 《教化(きょうけ)の主の意》仏のこと。転じて、高徳の僧。 2 新義真言宗で、管長または寺の住職の敬称。 3 市街を回り、人々に施物を請い、法を説いて結縁(けちえん)する禅僧。街坊(がいぼう)...