なが‐ま・る【長まる】
[動ラ五(四)]長くなる。からだを長く伸ばして横になる。「神経痛が起って、いかにも所在なげに—・っている時の」〈島木健作・生活の探求〉
とり‐ゆ【取り由/取り揺】
箏(そう)を弾奏するときの技法の一。右手で弾いたあと、左手の指でその弦をつまみ、右の方に引きよせて音を下げること。「つらつき美しげにて、—の手つき、いみじう作りたるものの心地するを」〈源・少女〉
ちりん‐ちりん
[副]鉦(かね)・鈴などが立てる音を表す語。「—と風鈴が涼しげに鳴る」
て‐こそ
[連語]《接続助詞「て」+係助詞「こそ」》 1 文中に用いて「て」の受ける部分を強調する。文語文では「こそ」のかかっていく述語を已然形で結ぶ。「義務を遂行し—、権利を主張できる」「身を捨て—浮か...
で‐は
[連語] 《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「は」》判断の前提を表す。…であるとすれば。…だと。「雨—中止になる」「彼—だれも承知しないだろう」
《格助詞「で」+係助詞「は」》…で。…にお...
つりばり【釣針】
狂言。主人と太郎冠者が西宮の戎(えびす)神社に参詣し、妻を得られるよう祈願すると、夢のお告げによって釣り針を授かる。主人には美女がかかるが、太郎冠者が釣ると醜女なので逃げだす。
デクパージュ【(フランス)découpage】
切り抜き細工。紙の切り抜きを板などに貼り付け、仕上げにワニスを塗る技法。また、その作品。生活調度品の装飾のために17世紀フランスで始まった。デコパージュ。
つま‐やか
[形動ナリ]こぢんまりしたさま。「鎧かろげに着なし、小具足—にして」〈保元・上〉
デフロスター【defroster】
冷凍庫や冷蔵庫、エアコンの室外機内の霜を取り除く装置。また、自動車や鉄道の運転の妨げにならないよう、窓の曇りを防ぐ装置。→デフロスト
ちろ‐ちろ
[副] 1 炎が小さく燃えるさま。「残り火が—(と)燃える」 2 水が細く流れるさま。また、そのかすかな音。ちょろちょろ。「—(と)流れる沢の水」 3 落ち着きなく動くさま。「媚(なまめ)かしげ...