さかし‐びと【賢し人】
かしこい人。賢人。「この—、はた軽々しき物怨じすべきにあらず」〈源・帚木〉
さかしま
《原題、(フランス)À rebours》ユイスマンスの長編小説。1884年刊行。自然主義作家であった著者が、神秘主義に転向した最初の作品。
さか‐しま【逆しま/倒】
[名・形動] 1 「逆様1」に同じ。「倉庫がクッキリと—に鏡のような水に映っていた」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉 2 道理に反すること。また、そのさま。「—な考えを抱く」 [補説]書名別項。→さかしま
さかし‐め【賢し女】
賢くしっかりした女。賢女。「高志(こし)の国に—を有りと聞かして」〈記・上・歌謡〉
さかし‐ら【賢しら】
[名・形動]《「ら」は接尾語》 1 利口そうに振る舞うこと。物知りぶること。また、そのさま。かしこだて。「—をする」「—に口を出す」 2 自ら進んですること。また、そのさま。「大君のつかはさなく...
さかしら‐ぐち【賢しら口】
利口ぶった言い方。また、さし出口。「—をきく」
さかしら‐ごころ【賢しら心】
利口ぶって、出しゃばろうとする心。「—あり、何くれとむつかしき筋になりぬれば」〈源・若紫〉
さかしら‐びと【賢しら人】
利口ぶる人。また、おせっかいな人。「親にはあらで、むつかしき—の、さすがに、あはれに見え給ふ」〈源・蛍〉
さか‐しろ【酒代】
「酒手(さかて)」に同じ。