[形][文]しをら・し[シク]《「しお(萎)れる」の形容詞化か》
  1. 控えめで従順である。慎み深く、いじらしい。「お見合いの席で—・く振る舞う」

  1. かわいらしい。可憐である。「岩陰小花が—・く咲く」

  1. けなげである。殊勝である。「いつもは腕白な子が—・いことを言う」

  1. 上品で優美である。

    1. 「紙幣いくらか取出して小菊の紙に—・く包みて」〈一葉十三夜

  1. (反語的に)こなまいきで、かんにさわるさま。こざかしい。

    1. 「—・しき有財餓鬼 (うざいがき) 、この世の暇 (いとま) 取らさん」〈浄・廿四孝

[派生]しおらしげ[形動]しおらしさ[名]

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。