しど‐はい【四度拝】
再拝を二度繰り返すこと。四度拝むこと。神社や山陵などを拝するときの作法。両段再拝。
しどみ【樝】
クサボケの別名。《季 花=春 実=秋》「さるほどに—咲く地のあをみけり/蛇笏」
シドモア【Eliza Ruhamah Scidmore】
[1856〜1928]米国の女流作家・記者。日本で暮らした経験から、米国ワシントン市ポトマック河畔に桜の名所を作ることを提案。タフト大統領夫人の賛同を得たことを機に、後の1945年、東京市から米...
シドモアにほんきこう【シドモア日本紀行】
《原題Jinrikisha Days in Japan》米国の女流作家シドモアの紀行集。1891年刊。明治中期の日本の世相と人々の姿を描く。副題は「明治の人力車ツアー」。別邦題「日本・人力車旅情」。
しどもな・し
1 だらしない。「髪はいつ櫛の歯を入れしや、—・く乱れしを」〈浮・五人女・三〉 2 幼くてたどたどしい。他愛ない。「かの玉章(たまづさ)を見れば…、—・く、さはありながらと」〈浮・一代男・一〉
しど‐やき【志度焼】
江戸時代、宝暦年間(1751〜1764)に平賀源内が讃岐(さぬき)国志度(香川県さぬき市)で始めた交趾(コーチ)焼ふうの陶器。源内焼。
しどり【倭文】
《「しずおり」の音変化。古くは「しとり」》「しず」に同じ。
しどろ
[形動][文][ナリ]秩序なく乱れているさま。「姿も—に眠って居るクレオパトルを見たよう」〈荷風・ふらんす物語〉
しどろ‐あし【しどろ足】
よろよろとした足つき。ちどり足。「はっと気も消え立ちとまり進みかねたる—」〈浄・国性爺〉
しどろ‐がい【しどろ貝】
スイショウガイ科の巻き貝。貝殻は紡錘形で、殻高約6センチ。殻口外唇が袖のように張り出す。縁がぎざぎざした蓋(ふた)を海底にひっかけてジグザグに歩く。本州中部以南に分布。