そぞろ‐ごと【漫ろ事】
とりとめもないこと。とるに足りないこと。すずろごと。「ある御所さまの古き女房の、—言はれしついでに」〈徒然・二三八〉
ぞう‐じ【雑事】
1 雑多な事柄や用事。ざつじ。「—ども仰せられつるついでに」〈源・浮舟〉 2 中世、年貢以外の種々の租税や労役。
た・す【足す】
[動サ五(四)] 1 ㋐付け加える。また、増し加えて一定の線に満たす。不足する分を補う。「言葉を—・す」「味つけにみりんを—・す」 ㋑足し算をする。「三日分の売り上げを—・す」 2 (「用をたす...
たち‐よ・る【立(ち)寄る】
[動ラ五(四)] 1 近くに行く。近寄る。「窓辺に—・る」 2 目的地へ行く途中、ついでに訪れる。「帰りがけに書店に—・る」 3 波が起こって寄せてくる。「年を経て波—・らぬ住江のまつかひなしと...
田(た)にも畦(あぜ)にも腥物(なまぐさもの)つけて
《どうせ田んぼも畦もやるのなら、ついでに魚や肉もつけてやろう、の意》相手かわいさに、分別なく何もかも与えることのたとえ。田も遣(や)ろう畦も遣ろう。
たよせ‐に【手寄せに】
[副] 1 はるかに隔たっているさま。「天照大神(あまてらすおほみかみ)を—拝みたまふ」〈天武紀・上〉 2 事のついでに。「忍びかね摘(つ)み知らするををみなへし—折ると思ひうとむな」〈夫木・一一〉
ちなみ‐に【因みに】
[接]前に述べた事柄に、あとから簡単な補足などを付け加えるときに用いる。ついでに言うと。「—、新郎と新婦は幼いころからのお知り合いです」 [補説]あとに「言う」などの動詞を伴って「ちなみに言えば...
ついで‐がい【序で買い】
1 コンビニエンスストアやデパートなどに出向いたときに、予定していなかったものをついでに買うこと。→クロスセル 2 出勤中・帰宅中など、目的地への途中で商店などに寄って買い物をすること。
とう・ぶ【賜ぶ/給ぶ/食ぶ】
《「たまう」あるいは「たぶ」の音変化で、主として平安時代に用いた》 [動バ四] 1 「与える」「授ける」の意の尊敬語。上の人から下の人へ与える。お与えになる。くださる。「たまう」よりも与える相...
とおり‐いっぺん【通り一遍】
1 通るついでに立ち寄っただけで、深いなじみではないこと。振り。「—の客」 2 うわべだけで誠意のないこと。また、そのさま。「—のあいさつ」