うこん‐の‐ばば【右近の馬場】
右近衛府に属した馬場。平安京一条大宮の北にあって、近衛(このえ)の役人の競(くら)べ馬の行事などが行われた。→左近の馬場
うしろ‐だて【後ろ盾/後ろ楯】
1 《2が原義》陰にあって力を貸し、助けること。また、その人。後ろ見。「有力な—をもつ」 2 背後を守る盾。後ろを防ぐもの。〈運歩色葉〉
うち‐だち【打(ち)太刀】
1 ⇒打ち刀 2 剣道の型を行うとき、師の位にあって常に技を仕掛ける人。技を受ける人を仕太刀(しだち)という。
うま‐まわり【馬廻り】
1 主君または一軍の大将の乗っている馬の周囲。「義貞は兼ねてより—に勝れたる兵を七千余騎囲ませて」〈太平記・一四〉 2 主君・大将の乗った馬の周囲にあって警護をする騎馬武者。また、その一団。近世...
有無(うむ)相通(あいつう)・ずる
一方にあって他方にないものを互いに融通し合ってうまくいくようにする。
うもれぎ‐の【埋もれ木の】
[枕]地下にあって表に現れない意から、「した」「人知れぬ」などにかかる。「名をしも惜しみ—下ゆそ恋ふる」〈万・二七二三〉
うれい‐さんじゅう【愁い三重】
1 義太夫節の語り方の一つで、多くは一段の終わりにあって、愁嘆を表すもの。また、そのときの三味線の手。 2 歌舞伎下座音楽の一つで、三味線の独奏による、愁嘆を表す効果音楽。ふつう、主役が愁いをこ...
うん‐かく【雲角】
箏(そう)の部分の名。本体上面の両端にあって弦を支える駒のうち、演奏する所に遠いほうのもの。→竜角(りゅうかく)
えい‐せい【衛星】
1 惑星の周りを楕円軌道を描いて公転している天体。地球に対する月など。「人工—」 2 あるものを中心として、その周辺にあって従属関係にあるもの。「—都市」
えいせい‐とし【衛星都市】
大都市の周辺にあって、都市として独自の機能をもちながら、大都市の機能の一部を分担する中小都市。