かせん‐え【歌仙絵】
三十六歌仙などの肖像を描き、これにその代表的な和歌を書き添えたもの。鎌倉時代、似絵(にせえ)の一ジャンルとして最も盛行し、佐竹本三十六歌仙絵巻などが代表作。
かた‐なき【片泣き/片鳴き】
1 独りで泣くこと。独り泣き。一説に、半泣き、また、ひたすら泣く意とも。「朝妻の避介(ひか)の小坂(をさか)を—に道行く者も偶(たぐひ)てぞ良き」〈仁徳紀・歌謡〉 2 不十分な鳴き方。未熟な鳴き...
かって‐きまま【勝手気儘】
[名・形動]他人のことは気にせず、自分のしたいように行動すること。また、そのさま。「—な一人暮らし」「—に振る舞う」
かどかど‐し・い【角角しい】
[形][文]かどかど・し[シク] 1 言動や性格が角立って、おだやかでない。「物の言い方に—・いところがある」 2 物が角立っている。角が多い。「岩の上の—・しきもあるものを人のこゆるをいたみだ...
かにも‐かくにも
[副]「かにかくに」を強めた語。とにかく。いずれにせよ。「白髪生ふることは思はず変若水(をちみづ)は—求めて行かむ」〈万・六二八〉
か‐はく【科白】
舞台における俳優のしぐさとせりふ。また、単にせりふのこと。
かはく‐げき【科白劇】
純粋にせりふとしぐさだけからなり、歌や踊りなどのない劇。音楽劇・舞踊劇などに対する呼称。せりふ劇。
カフラマンマラシュ【Kahramanmaraş】
トルコ南東部の都市。通称マラシュ。第一次大戦後の祖国解放戦争において、フランス軍・アルメニア軍に対し勇敢に抗戦したことを称え、「カフラマン(英雄)」の称号が与えられた。ヒッタイト帝国以来の歴史が...
かりそめ‐にも【仮初めにも】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って)打消しの意味を強める語。決して。仮にも。「—法を犯してはならない」 2 わずかでも。いささかでも。仮にも。「—逆らう者があれば罰せられる」 3 十分でない...
かりに‐も【仮にも】
[副] 1 (あとに打消しの語や反語を伴って)打消し・反語の意味を強める。決して。いささかでも。かりそめにも。「—良心を欺くようなことはしたくない」 2 十分でないにせよ、一応ある事実があること...