なり
[助動][なら|なり・に|なり|なる|なれ|なれ]《格助詞「に」+ラ変動詞「あり」の音変化》体言および体言に準じるもの、活用語の連体形、形容動詞の語幹、助詞「と」「て」「ば」などに付く。 1 断...
に‐の‐ひと【二の人】
宮中での地位が一の人である摂政・関白に次ぐ人。「世の—にておはしますめり」〈大鏡・道長上〉
にょう‐ご【女御】
1 後宮(こうきゅう)に入り天皇の寝所に侍した高位の女官。皇后・中宮に次ぎ、更衣の上に位した。主に摂関の娘がなり、平安中期以後は皇后に立てられる者も出た。にょご。「いづれの御時にか、—、更衣あま...
はし‐ぢか【端近】
[名・形動] 1 家の中で出入り口に近いこと。また、そのさまや、そのような場所。あがりばな。「—な席」「—に座る」 2 あさはかなこと。軽々しいこと。上品でないこと。また、そのさま。「さりとて—...
はつ‐しま【初島】
静岡県熱海市に属する島。網代港の東の沖合にある。近世以降、戸数を41戸に保ち、共同体として運営。観光地。 [補説]もと「はしま」と読み、「端島」とも書いた。
はな‐め・く【花めく】
[動カ五(四)] 1 はなやかに見える。「里子は—・く振袖の稚児に目を据えた」〈康成・山の音〉 2 時を得て栄える。時めく。「時にあひ、—・かせ給ふ后おはしましけり」〈唐物語〉
ははき‐ぎ【箒木/帚木】
1 ホウキギの別名。《季 夏》 2 信濃(長野県)の園原(そのはら)にあって、遠くからはあるように見え、近づくと消えてしまうという、ほうきに似た伝説上の木。転じて、情があるように見えて実のな...
はりま‐なべ【播磨鍋】
1 播磨産の銅製の鍋。熱を伝えるのがはやいという。「—買はしませ、釜も候ふぞ」〈七十一番職人歌合・上〉 2 尻の軽い浮気な女。早く煮えることを「尻が早い」にかけていう。「助平めが、—めが」〈伎・...
ひかり‐か【光りか】
[形動ナリ]つややかに光り輝くさま。「御色の白くうるはしく、—におはします」〈栄花・峰の月〉
ひき‐あい【引(き)合い】
1 互いに引っ張り合うこと。「綱の—をする」 2 証拠・参考として例に引くこと。「もうけ話の—に出す」 3 売買・貸借条件の照会。また、その注文・取引。「海外から新製品の—がくる」 4 訴訟・事...