き‐ば・む【黄ばむ】
[動マ五(四)]黄色みを帯びる。黄色くなる。「木々の葉が—・む」「—・んだ表紙」
口脇(くちわき)黄(き)ば・む
幼稚で経験が少ないことをあざけっていう言葉。くちばしが黄色い。「さやうに—・みたるぬしたち」〈栄花・さまざまの喜び〉
けしき‐ば・む【気色ばむ】
[動マ五(四)] 1 怒ったようすを表情に現す。むっとして顔色を変える。「—・んで席を立つ」 2 それらしいようすが現れる。 ㋐花が咲きそうになる。「梅の花のわづかに—・みはじめて」〈源・幻〉 ...
すき‐ば・む【好きばむ】
[動マ四]好色らしく見える。「—・みたる気色あるかとは思しかけざりけり」〈源・蜻蛉〉
アルゲ‐バム【Arg-e Bam】
⇒バム城塞
こば・む【拒む】
[動マ五(四)] 1 相手の要求・依頼などをはねつける。受け入れをかたく断る。拒否する。「立ち退きを—・む」「申し出を—・む」 2 進んでくるものを通さないように押さえとどめる。はばむ。「敵の侵...
やさ‐ば・む【優ばむ】
[動マ四]優美そうにする。趣深そうに見せる。「ひとへに句の姿、言葉の—・みたるにはあるべからず」〈ささめごと〉
むし‐ば・む【虫食む/蝕む】
[動マ五(四)] 1 虫が食って形を損なう。むしくいになる。「—・んだような格子の柱に」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 病気などで、からだや精神を少しずつ損なう。「大気汚染が健康を—・む」「心が—・まれる」
あやし‐ば・む【怪しばむ】
[動マ四]怪しそうに見える。うさんくさい感じがする。「この辺に—・うだる旅人のとどまったる所やある」〈平家・一二〉
よし‐ば・む【由ばむ】
[動マ四]わけありげに振る舞う。もったいぶる。よしめく。「月頃のつらさを恨みなどし給ひて—・み給へれど」〈宇津保・忠こそ〉