プラーナ【(梵)Purāṇa】
《古い物語・古伝説の意》ヒンズー教の伝える一連の聖典文献。神話・伝説をはじめ、あらゆる分野の内容を含むが、なかでもビシュヌ・シバ両神を賛美する内容が目立っている。
プノン‐バケン【Phuom Bakheng】
カンボジア北部、アンコールにあるヒンズー教寺院の遺跡。アンコールトムの南約400メートル、アンコール三聖山の一つ、プノンバケンの丘の上に位置する。9世紀末から10世紀初頭にかけて、クメール王朝の...
ナイナティブ‐とう【ナイナティブ島】
《Nainativu》スリランカ北部、ポーク海峡に浮かぶ島。北部州の州都ジャフナの西方沖合に位置する。同国におけるブッダが来訪した3か所のうちの一とされ、仏教徒の重要な巡礼地となっている。またシ...
バダ‐バーグ【Bada Bag】
インド北西部、ラジャスタン州のオアシス都市ジャイサルメルにあるヒンズー教徒の王室墓苑。市街西郊の小高い丘の上に位置する。イスラム教の影響を受けて墓がつくられるようになり、16世紀頃に建設。歴代の...
パタレーシュワラ‐せっくつじいん【パタレーシュワラ石窟寺院】
《Pataleshwar Cave Temple》インド西部、マハラシュトラ州の都市プーネにあるヒンズー教の石窟寺院。8世紀、ラーシュトラクータ朝時代に造営。シバ神を祭る。もとは浮き彫りや石像な...
バジャン【bhajan】
ヒンズー教の献身歌。また、それを歌い行う宗教儀式そのものをもさす。「捧げる」という意味のサンスクリット語に由来する。
バトゥアン【Batuan】
インドネシア南部、バリ島南部の村。デンパサールの北東約10キロメートルに位置する。かつてスカワティに置かれた王宮の下で芸能・芸術が盛んになり、現在もその伝統が残っている。10世紀半ばに創建された...
パッタダカル【Pattadakal】
インド南部、カルナータカ州の村。6世紀から8世紀にかけて同地を支配した、前期チャールキヤ朝の都があったバーダーミに次ぐ寺院都市として栄えた。ヒンズー教(一部ジャイナ教)の寺院群は、いずれもイスラ...
バトゥカウ‐じいん【バトゥカウ寺院】
《Pura Luhur Batukau》インドネシア南部、バリ島中部のバトゥカウ山の南麓にあるヒンズー教寺院。17世紀にタバナン王朝の鎮護寺として建立。北麓のブラタン湖、ブヤン湖、タンブリンガン...
バクトリア【Bactria】
中央アジアのヒンズークシ山脈とアムダリア上流の中間地帯の古名。 に建てられた王国。前255年ごろ、ギリシャ人の大守ディオドトスが、シリア王国から独立して建国。都はバルフ。その支配はインダス...