あいまい‐もこ【曖昧模糊】
[ト・タル][文][形動タリ]物事の内容・意味がはっきりせず、ぼんやりしているさま。「—とした状態」
あさぎり‐の【朝霧の】
[枕] 1 朝霧の中でぼんやりとしか見えない意から「おほに」「乱る」「思ひまどふ」にかかる。「—おほに相見し人ゆゑに」〈万・五九九〉 2 朝霧が八重に立つ意から「やへ」「立つ」にかかる。「—八重...
あっけら‐かん
[副]《「あけらかん」の音変化》 1 驚いたりあきれたりして、ぼんやりしているさま。「—と眺めていた」 2 何もなかったように平気でいるさま。何事もあまり気にせず、けろっとしているさま。「注意さ...
吾(あれ)かにもあら◦ず
自分か人かわからないの意で、夢のような気持ち、気抜けしてぼんやりしているさまをいう。「—◦ず、うつつともおぼえで」〈更級〉
あわ・い【淡い】
[形][文]あは・し[ク] 1 色や味などが際立たず、薄い。「—・い水色」「—・い味付け」⇔濃い。 2 形や光などがぼんやりしている。かすかである。「—・く雲がかかる」「—・い冬の日差し」 3 ...
あん‐かん【安閑】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 のんびりとして静かなさま。心身の安らかなさま。「紅だか白だか要領を得ぬ花が—と咲く」〈漱石・草枕〉 2 危急に際して、何もせずぼんやりしているさま。「—として...
鮟鱇(あんこう)の餌(え)待(ま)ち
鮟鱇がえさを待つときの姿のように、ぼんやりと口を開けているようす。
うか‐うか
[副](スル) 1 気がゆるんで注意が行き届かないさま。うっかり。「—と口車に乗せられる」 2 しっかりした心構えや目的を持たず、ぼんやり時を過ごすさま。「同業者も増えたので—していられない」 ...
うかり‐ひょん
[副]気づかずぼんやりしているさま。うかうかと。うっかりひょん。「いかひ愚痴(たはけ)のなれの果て—とぞ見えにける」〈松の葉・三〉
うす【薄】
[語素] 1 名詞・形容詞・動詞などの上に付く。 ㋐厚みが少ない意を表す。「—板」「—氷」 ㋑色が濃くない意を表す。「—紫」「—緑」 ㋒濃度や密度が少ない意を表す。「—味」「—化粧」「—霧」 ㋓...