[形]《「
みともない」の音変化》見た目にわるい。
体裁がわるい。「—・いなり」「—・いまねはしないでくれ」
[用法]みっともない・[用法]みぐるしい——「客の前で兄弟げんかをするなんてみっともない(見苦しい)」「前をはだけたみっともない(見苦しい)
格好」「みっともない(見苦しい)
行為」など、
相手に不快感を与えるさまの意では相通じて用いられる。◇「三年も
浪人して、また不合格ではみっともない」のように、人目に対して
体裁が悪いという
本人の気持ちをいう
場合は「みっともない」が、「
相手の逃げ腰の
態度が、見ていて見苦しかった」のように、他人の
行為などについていう
場合は「見苦しい」がより
適切。◇
類似の語の「みにくい(醜い)」は、
対象についての分析的な
評価であって、より客観的である。「
遺産をめぐるみにくい争い」「
親友のみにくい心を知って
絶望した」など。