はいり【入り/這入り】
《動詞「はい(入)る」の連用形から》 1 門から家までの所。はいいり。「見にと来る人だにもなしわがやどの—の柳下払へども」〈和泉式部集・上〉 2 やっとはいれるくらい、きわめて狭いこと。「さらで...
はじめ‐て【初めて/始めて】
[副] 1 今までに経験していない事が起こるさま。最初に。「—人間が月に着陸した」 2 ある経験をした上で、漸くその状態になるさま。やっと。「親が死んで、—そのありがたさがわかった」 3 (下に...
はな・れる【放れる】
[動ラ下一][文]はな・る[ラ下二]《「離れる」と同語源》 1 つながれていた動物などが逃れて自由になる。「犬が鎖から—・れる」 2 固定されているものがはずれて動きだす。「矢が弦を—・れる」「...
バタン‐しょとう【バタン諸島】
《Batanes Islands》フィリピン最北部に浮かぶ諸島。北の台湾との間にバシー海峡があり、南のバブヤン諸島とバリンタン海峡で隔てられる。バタン島、イトバヤット島、サブタン島など南北に連な...
ひた‐ひた
[副] 1 水などが繰り返し静かに打ち寄せて軽くものに当たる音や、そのさまを表す語。「—と波が岸辺を打つ」 2 水が寄せてくるように物事が段々と迫ってくるさま。「敵が—(と)押し寄せる」 3 ...
ひと‐くぎり【一区切り】
物事や文章、話などが一段落すること。また、その一段落。ひときり。「仕事がやっと—ついた」
人心地(ひとごこち)が付(つ)・く
緊張から解放されて、ほっとした気持ちになる。「風呂につかって、やっと—・いた」
百里(ひゃくり)を行(ゆ)く者(もの)は九十(くじゅう)を半(なか)ばとす
《「戦国策」秦策・武王から》何事も終わりのほうほど困難であるから、九分どおりまで来てやっと半分と心得、最後まで気をゆるめるな、という戒めの言葉。百里を行く者は九十里を半ばとす。
ふさが・る【塞がる】
[動ラ五(四)] 1 あいていた箇所が詰まる。すき間や穴がなくなる。「家が建って空き地が—・る」 2 物が詰まって通じなくなる。また、物がじゃまをして通れなくなる。「下水管がごみで—・る」「道が...
ぶんぞう【文蔵】
狂言。太郎冠者が主人の伯父の家でごちそうになった温糟粥(うんぞうがゆ)の名を失念し、主人に長々と「源平盛衰記」の石橋山合戦を語らせて、その中の文蔵の名でやっと思い出す。