トルコ北西部の都市イスタンブールの旧市街にあるイスラム寺院。16世紀半ば、オスマン帝国のスルターン、スレイマン1世の命で、宮廷建築家ミマール=スィナンの設計により建造。直径26.5メートル、高さ53メートルの大ドームと、高さ64メートルの4本の尖塔をもつ。内部にはイズニク陶器のタイルが貼られ、サルボシュ=イブラヒムが手がけた装飾豊かなステンドグラスがある。また、モスクの北側にスレイマン1世とその妻の霊廟が隣接し、スィナンの墓所もある。1985年に「イスタンブール歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された主要な歴史的建造物の一つ。スレイマニエジャーミー。スレイマンモスク。