あ・し【悪し】
[形シク](「よし」に対して)物事のありさまがよくない。また、不快な感じをもつさま。 1 本性・本質・気分・状態などについていう。 ㋐快くない。「このもとの女—・しと思へるけしきもなくて」〈伊勢...
あや‐にく【生憎】
《感動詞「あや」+形容詞「にくし」の語幹から》 [副]意に反して不都合なことが起こるさま。あいにく。「—眼が冴えて昨夕よりは却って寝苦しかった」〈漱石・それから〉 [形動ナリ]目の前の事柄が...
あら‐ぬ【有らぬ】
[連体]《動詞「あり」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形から。そうあるはずではない事柄をさしていう》 1 違った。別の。無関係の。「—方向に走り去る」 2 意外な。思いもかけない。「—うわさ...
ある‐まじき【有るまじき】
[連語]《動詞「あり」の連体形+打消し推量の助動詞「まじ」の連体形。連体詞的に用いる》あってはならない。不都合である。とんでもない。「指導者に—振る舞い」
い‐きゃく【違格/違却】
1 律令制で、格(きゃく)に反すること。〈書言字考節用集〉 2 道理からはずれること。不都合なこと。「いらぬ化粧わざ、何とも—千万と」〈浄・薩摩歌〉 3 思惑がはずれて困ること。困惑。「嚢中十銭...
いち‐じょう【一条】
1 ひと筋。1本。「—の光」「—の活路を見いだす」 2 箇条書きのひとくだり。文章の中の一節。一条項。「—の注意書き」 3 ある一つの事柄。一つの事件。一件。「話題がその—に及ぶ」「巧に件の不都...
裏目(うらめ)に◦出(で)る
好い結果を期待してやったことが、逆に不都合な結果になる。「強攻策が—◦出る」「妥協したことが—◦出る」
おんな‐ぎれ【女切れ】
(多く、打消しの語を伴う)わずかな女のけはい。女気。⇔男切れ。「—の無い所帯と云う奴は不都合なものだ」〈紅葉・多情多恨〉
かい‐ひ【回避】
[名](スル) 1 物事を避けてぶつからないようにすること。また、不都合な事態にならないようにすること。「責任を—する」 2 訴訟事件で、裁判官または裁判所書記官が、自己に除斥または忌避される原...
かり‐と・る【刈(り)取る】
[動ラ五(四)] 1 刈り入れる。「麦を—・る」 2 草などを、刃物で切って取り去る。「雑草を—・る」 3 不都合なものなどを取り除く。「悪の芽を—・る」