さすが【流石/遉】
[形動][文][ナリ] 1 評判や期待のとおりの事実を確認し、改めて感心するさま。なるほど、たいしたもの。「この難問が解けるとは—だ」 2 あることを一応は認めながら、一方でそれと相反する感情...
さちおかしゅう【左千夫歌集】
伊藤左千夫の歌集。作者の没後に刊行された。収録歌「牛飼が歌詠む時に世の中のあらたしき歌大いに起る」が有名。
さと・す【諭す】
[動サ五(四)] 1 目下の者に物事の道理をよくわかるように話し聞かせる。納得するように教え導く。「諄々(じゅんじゅん)と—・す」「不心得を—・す」 2 神仏が警告する。告げ知らせる。「天変しき...
さと‐みこ【里巫女】
村里の神社に奉仕し、里神楽(さとかぐら)を舞うみこ。「—が御湯(みゆ)だて笹(ささ)のそよそよに靡(なび)き起き伏しよしや世の中」〈金槐集〉
さや・ぐ
[動ガ五(四)]《「さや」の動詞化》 1 ざわざわと音を立てる。ざわめく。「木の葉が—・ぐ」 2 騒ぐ。不穏なようすになる。「水穂の国はいたく—・ぎてありなり」〈記・上〉 「世ノ中ガ—・グ」〈和...
さらぬ‐わかれ【避らぬ別れ】
[連語]《連語「さ(避)らず」の連体形+名詞「わかれ」》逃れられない別れ。死別。「世の中に—のなくもがな千代もと祈る人の子のため」〈伊勢・八四〉
さる‐ほど‐に【然る程に】
[接] 1 そうするうちに。やがて。「—、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈源・蓬生〉 2 話かわって。さて。ところで。「—、鬼界(きかい)が島の流人ども」〈...
さんがい‐ぼう【三界坊】
世の中をさまよい歩く者。放浪者。乞食(こじき)坊主。「我はこれより—」〈浄・女夫池〉
さん‐そ【酸楚】
《「酸」「楚」ともに、いたむ意》悲しみいたむこと。また、悲しくつらいこと。「兎角世の中は—勝(がち)なものだ」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
ざ◦らし
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連体形に推量の助動詞「らし」の付いた「ざるらし」の音変化「ざんらし」の撥音無表記。上代語》…ないらしい。「世の中はまこと二代(ふたよ)は行か—◦らし過ぎにし妹に逢...