かみいちだん‐かつよう【上一段活用】
動詞の活用形式の一。語形が、五十音図の「イ」段の音(または、それに「る」「れ」「よ」「ろ」のついた形)だけで語形変化するもの。「エ」段だけで語形変化する下一段活用に対していう。文語、口語ともにあ...
かみにだん‐かつよう【上二段活用】
文語動詞の活用形式の一。語形が五十音図の「イ・ウ」の二段の音(または、それに「る」「れ」「よ」のついた形)で語形変化するもの。「エ・ウ」の二段に語形変化する下二段活用に対していう。例えば、「起く...
が‐ぎょう【が行/ガ行】
五十音図で「か行」に対する濁音の行。が・ぎ・ぐ・げ・ご。
き
1 五十音図カ行の第2音。軟口蓋の無声破裂子音[k]と母音[i]とから成る音節。[ki] 2 平仮名「き」は「幾」の草体、片仮名「キ」は「幾」の草体の楷書化から変化したもの。
く
1 五十音図カ行の第3音。軟口蓋の無声破裂子音[k]と母音[u]とからなる音節。[ku] 2 平仮名「く」は「久」の草体から。片仮名「ク」は「久」の初2画。
くじゃくきょうおんぎ【孔雀経音義】
平安時代の仏教書。3巻。観静著。「孔雀経」の語句の発音と意味を解説したもの。醍醐寺蔵の写本には、現存最古の片仮名五十音図を記載。
け
1 五十音図カ行の第4音。軟口蓋の無声破裂子音[k]と母音[e]とから成る音節。[ke] 2 平仮名「け」は「計」の草体から。片仮名「ケ」は「介」の省画から。
こ
1 五十音図カ行の第5音。軟口蓋の無声破裂子音[k]と母音[o]とからなる音節。[ko] 2 平仮名「こ」は「己」の草体。片仮名「コ」は「己」の初2画。
こしほんじきょう【古史本辞経】
江戸後期の語学書。4巻4冊。平田篤胤(ひらたあつたね)著。天保10年(1839)成立。嘉永3年(1850)刊。国語の優れている理由や、五十音図の価値などを説く。
ごいこう【語意考】
江戸中期の語学書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。寛政元年(1789)刊。真淵の古語に関する考え方を述べたもの。五十音図に基づいて動詞の活用を説き、語義については実証的に説明した。