しょうどう‐し【唱導師】
1 説経をして人々を仏道に導く人。 2 法会で、進行の中心となり、先んじて読経し、他の僧を導く僧。導師。
しん‐せん【浸染】
[名](スル)《「しんぜん」とも》 1 液体がしみ込んで、それに染まること。 2 浸透して感化されること。また、感化すること。「王政の時より仏道久しく人心に—し」〈田口・日本開化小史〉 3 染料...
じき‐どう【直道】
仏語。 1 仏道の悟りに到達するのに最も近い道。直路(じきろ)。 2 他の力に頼らないで、直接に仏道を知ることのできる者。人間のこと。
じぎょう‐けた【自行化他】
みずからのために仏道修行し、さらにその得たところをもって他を教化すること。自利利他。
じゃく【寂】
[名] 1 仏語。仏道の修行により、生死を超越した悟りの境地に入ること。 2 僧が死んだことを表す語。年月日の下に付けて用いる。「明治九年—」
[ト・タル][文][形動タリ]まったく音がしな...
じゃ‐ま【邪魔】
[名・形動](スル)《3が原義》 1 妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。「—な物をかたづける」「勉強を—する」 2 (「お邪魔する」の形で)訪問すること。「今晩お—してよろしいでしょ...
じゅう‐じゅうきんかい【十重禁戒】
仏道修行のうえで、菩薩(ぼさつ)の守らなければならない10の重要な戒律。顕教では、梵網経に説く、不殺・不盗・不淫・不妄語・不酤酒・不説四衆過・不自讃毀他・不慳惜加毀・不瞋心不受悔・不謗三宝の十戒...
じゅん‐えん【順縁】
1 仏語。仏道に入る善事としての縁。仏道に入る縁となる善事。⇔逆縁。 2 年をとった者から順に死ぬこと。⇔逆縁。
じょう‐え【定慧】
互いにかかわり合って仏道を成就させる関係にある、禅定と智慧。
じょう‐こん【上根】
[名]仏語。仏道を修める性質・能力がすぐれていること。上機根。「—上智」→中根 →下根(げこん)
[名・形動ナリ]根気のいいこと。また、そのさま。「さてもこなたは—な事ぢゃ」〈咄・御前男・五〉