かい【偕】
[音]カイ(呉)(漢) ともに。ともども。「偕楽・偕老同穴」 [名のり]とも
かい‐こう【偕行】
連れ立って行くこと。また、一緒に行うこと。
かいこう‐しゃ【偕行社】
明治10年(1877)に創立された、陸軍将校の親睦(しんぼく)および学術研究を目的とする団体。第二次大戦後に解散したが、のち親睦団体として復活。→水交社
かい‐らく【偕楽】
《「孟子」梁恵王上から》衆人とともに楽しむこと。
かいらく‐えん【偕楽園】
茨城県水戸市にある公園。天保13年(1842)水戸藩主徳川斉昭(とくがわなりあき)が造園させた。梅の名所として知られる。金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本三名園の一。常磐公園(ときわこうえん)。
かいらくえん‐やき【偕楽園焼】
紀州徳川家の御庭(おにわ)焼き。文政(1818〜1830)ごろ、10代藩主治宝(はるとみ)が別邸西浜御殿内の偕楽園で、京都の楽(らく)焼の陶工や永楽保全らに焼かせたのに始まる。交趾(コーチ)焼の...
かい‐ろう【偕老】
《老いを偕(とも)にする意》夫婦が、年をとるまで仲よく一緒に暮らすこと。
かいろう‐どうけつ【偕老同穴】
1 《「詩経」邶風・撃鼓の「偕老」と「詩経」王風・大車の「同穴」を続けていったもの。生きてはともに老い、死んでは同じ墓に葬られる意》夫婦が仲むつまじく、契りの固いこと。 2 カイロウドウケツ科の...