やお‐ちょう【八百長】
《相撲会所に出入りしていた長兵衛という八百屋(通称八百長)が、ある相撲の年寄と碁(ご)を打つ際に、いつも1勝1敗になるように手加減していたことからという》 1 勝負事で、前もって勝敗を打ち合わせ...
やぎゅう【柳生】
姓氏の一。 [補説]「柳生」姓の人物柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべえ)柳生宗矩(やぎゅうむねのり)柳生宗厳(やぎゅうむねよし)
やぎゅう‐りゅう【柳生流】
剣道の一派。柳生宗厳が創始。江戸の柳生家は徳川将軍の兵法指南役として栄え、また、全国諸藩にも広がりをみせた。柳生新陰流。
やく【役】
[音]ヤク(呉) エキ(漢) [訓]えだち [学習漢字]3年 〈ヤク〉 1 割り当てられたつらい仕事。「夫役(ぶやく)」 2 責任を持って当たる任務。「役所・役職・役人・役場(やくば)・役目/...
やく・する【扼する】
[動サ変][文]やく・す[サ変] 1 強く押さえる。締めつける。「ランスロットは腕を—・して」〈漱石・薤露行〉 2 要所を占める。「二隊の兵を随えて大和橋を—・して」〈鴎外・大塩平八郎〉
や‐ぐら【櫓/矢倉】
1 武器を入れておく倉庫。矢の倉。兵庫。 2 城門や城壁の上につくった一段高い建物。敵状の偵察や射撃のための高楼。 3 ㋐木材や鉄骨などを用いて組み立てた高い構築物。「火の見—」 ㋑祭礼・盆踊り...
やじ‐きた【弥次喜多】
《十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の主人公、弥次郎兵衛(やじろべえ)と喜多八から》 1 気楽で愉快な旅行。「—珍道中」 2 楽しく、また、こっけいな一対の人。「—コンビ」
やじろべえ【弥次郎兵衛】
「東海道中膝栗毛」中の人物。江戸の住人で、喜多八とともに失敗やこっけいを演じながら東海道・京・大坂を旅する。
《荷物を振り分けにした姿の
をかたどったところから》玩具の一。短い棒に人形をつけ...
やすらかにいまはねむりたまえ【やすらかに今はねむり給え】
林京子の小説。長崎の兵器工場に動員された女学生達の被爆体験を描く。平成2年(1990)発表、同年第26回谷崎潤一郎賞受賞。
やせ‐が【痩せ我】
「痩せ我慢」の略。「母が—も子の望みも、金銀といふ兵(つはもの)には、又してもへしつけられ」〈浄・寿の門松〉