きち‐じょう【吉上】
1 この上もなく吉であること。上吉。大吉。 2 (「吉祥」とも書く)六衛府の下役。禁裏各門の警衛に当たった。黄仕丁(きじちょう)。
きち‐じょう【吉祥】
めでたい兆し。吉兆。きっしょう。
きっ‐しょう【吉祥】
⇒きちじょう(吉祥)
きちじょう‐か【吉祥果】
鬼子母神が手に持つ魔除(まよ)けの果実。ふつうザクロとされる。
きちじょう‐けか【吉祥悔過】
正月に、吉祥天を本尊として最勝王経を読み、罪過を懺悔(さんげ)するとともにその年の五穀豊穣を祈願する法会。
きちじょう‐こんごう【吉祥金剛】
密教で、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の称。
きちじょう‐じ【吉祥寺】
東京都文京区本駒込にある曹洞宗の寺。山号は諏訪山。長禄2年(1458)太田道灌が江戸城和田倉門内に創建。開山は青巌周陽。天正18年(1590)徳川家康の入城で、神田駿河台に移り、さらに明暦3年...
きちじょうじ‐どおり【吉祥寺通り】
東京都練馬区関町から世田谷区給田までの道路の呼び名。沿線に井之頭公園があり、その付近では公園通りとも呼ばれる。
きちじょう‐そう【吉祥草】
キジカクシ科の常緑多年草。陰地に生え、茎は地表をはい、ひげ根を出す。葉は広線形。秋の終わりに、淡紫色の小花を穂状につけ、実は紅紫色。植えている家の吉事のときに花が開くという俗信がある。観音草。吉...
きちじょう‐てん【吉祥天】
《(梵)Śrī-mahādevīの訳》福徳を授ける仏教守護の女神。父は徳叉迦(とくしゃか)、母は鬼子母(きしも)。毘沙門天(びしゃもんてん)の妻とされる。ふつう立ち姿の天女で、左手に如意(にょい...