どりょく‐こきゅう【努力呼吸】
上気道の閉塞(へいそく)などが起こった際、不足した呼吸量を補うために行われる呼吸。横隔膜・外肋間筋など通常時に使用される呼吸筋とともに、胸鎖乳突筋・内肋間筋・腹筋などの補助呼吸筋が使われ、胸郭や...
ない‐か【内科】
全身性あるいは内臓などの病気を、主に薬物療法によって治療する医学・医療の分野。呼吸器科・循環器科・消化器科などに分けられ、医療の中で最も広い領域。⇔外科。
ない‐こきゅう【内呼吸】
「細胞呼吸」に同じ。⇔外呼吸。
ない‐さい【内鰓】
魚などの呼吸器官で、鰓裂の内側にあって体外に露出していないえら。→外鰓(がいさい)
ない‐ぞう【内臓】
動物の内腔にある器官の総称。消化器・呼吸器・泌尿器・生殖器・内分泌器をいう。
ない‐はいよう【内胚葉】
多細胞動物における発生の途中でできる胚葉の一。初期の嚢胚(のうはい)期の最も内側の細胞層。のちに、消化管の主要部分やその付属腺、呼吸器などが形成される。
ないぶ‐しょうがい【内部障害】
内臓機能の障害。身体障害者福祉法では心臓・腎臓・呼吸器・膀胱(ぼうこう)・直腸・小腸・肝臓の機能障害とHIVによる免疫機能障害の七つ。見た目には健康な人と変わりがないため、理解を得にくい。
にさんか‐たんそ【二酸化炭素】
炭素や炭素化合物の完全燃焼、生物の呼吸や発酵、火山の噴火などのときに生成される、無色・無臭の気体。空気中に約0.03パーセント存在。工業的には石灰石を熱して作る。炭酸ナトリウムの製造や清涼飲料水...
ニパウイルス‐かんせんしょう【ニパウイルス感染症】
ニパウイルスによる人獣共通感染症。ヒトでは重篤な急性脳炎、ブタでは呼吸器系の症状を引き起こす。自然宿主であるオオコウモリから直接、またはブタを介して、ヒトに感染する。1990年代末に出現し、マレ...
にゅうじ‐ボツリヌスしょう【乳児ボツリヌス症】
生後1年未満の乳児に見られるボツリヌス症。食品とともに芽胞の状態のボツリヌス菌を経口摂取し、腸管内で増殖して外毒素を産生することで発症する。便秘が数日間続いたのち、筋肉の弛緩にともなう脱力、哺乳...