こんじょう‐き【紺青鬼】
地獄にいて、紺青を塗ったような色をしているといわれる鬼。青鬼。
ご‐あくしゅ【五悪趣】
仏語。衆生(しゅじょう)が善悪の行為の報いとして死後赴く五つの世界。天上・人間・餓鬼・畜生・地獄。五趣。五悪道。
ごう‐か【業火】
1 悪業が身を滅ぼすことを火にたとえていう語。 2 地獄の罪人を苦しめる猛火。激しい炎や大火のたとえにもいう。「—の責め苦」
ごう‐の‐かぜ【業の風】
「業風(ごうふう)」に同じ。「かの地獄の—なりとも、かばかりにこそはとぞおぼゆる」〈方丈記〉
ごう‐の‐はかり【業の秤】
地獄で、生前の悪業の軽重をはかるという秤。
ごう‐ばつ【劫罰】
地獄のように果てしなく続く断罪。きわめて長い時間、与えられる罰。
ごう‐ふう【業風】
地獄で吹くという大暴風。地獄に堕(お)ちた衆生(しゅじょう)の悪業に感じて吹くとされる。
ご‐ぎゃく【五逆】
1 仏語。5種の最も重い罪。一般には、父を殺すこと、母を殺すこと、阿羅漢(あらかん)を殺すこと、僧の和合を破ること、仏身を傷つけることをいい、一つでも犯せば無間地獄(むけんじごく)に落ちると説か...
ご‐く【五苦】
仏語。 1 人生における五つの苦しみ。 ㋐生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦または犯罪人束縛送獄の苦を加えたもの。 ㋑生老病死苦・愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・...
ごく【獄】
[常用漢字] [音]ゴク(呉) [訓]ひとや 1 罪人を閉じこめておく所。ろうや。「獄舎・獄吏/監獄・下獄・出獄・脱獄・典獄・投獄・牢獄(ろうごく)」 2 裁判。訴訟。「疑獄・大獄」 3 罪人が...