もがり‐ぶえ【虎落笛】
冬の激しい風が竹垣や柵(さく)などに吹きつけて発する笛のような音。《季 冬》「一汁一菜垣根が奏づ—/草田男」
もみじば‐の【紅葉の/黄葉の】
[枕] 1 木の葉の色が移り変わっていく意から、「移る」「過ぐ」にかかる。「—移りい行けば悲しくもあるか」〈万・四五九〉 2 葉が紅(あか)い意から、「朱(あけ)」にかかる。「—朱の玉垣いく秋の...
もろたぶね‐しんじ【諸手船神事】
美保神社で12月3日(古くは陰暦11月中の午の日)に行われる祭礼。事代主神(ことしろぬしのかみ)が父大国主命に国譲りを勧め、八重青柴垣を造り船をこいで隠れたという伝説による神事で、諸手船の漕艇な...
もん‐しょう【門牆/門墻】
1 門と垣。転じて、家の出入り口。かどぐち。 2 《門と垣が並んで続いているところから》きわめて近い所のたとえ。
やえやま‐しょとう【八重山諸島】
沖縄県南西部の諸島。石垣島・西表(いりおもて)島・与那国島などからなり、サトウキビ・パイナップルを産する。宮古諸島・尖閣諸島とともに先島諸島をなす。八重山列島。
やえやま‐じしん【八重山地震】
明和8年(1771)4月24日、石垣島の南南東沖を震源として発生した地震。マグニチュードは推定7.4。石垣島を中心に、津波による被害を受けた。溺死者は約1万2000人。家屋流出約2000戸。
やえやま‐じょうふ【八重山上布】
沖縄県八重山地方の、主に石垣島で産する麻織物。赤茶色の植物染料で白地に絣(かすり)模様を摺(す)り込み染めにしたもの。かつては薩摩(さつま)上布とよばれた。
やか‐つ‐かみ【宅つ神】
《「つ」は「の」の意の格助詞》家を守護するという神。また、かまどの神。「山がつの垣根にいはふ—卯(う)の花咲ける岡に見えるかも」〈木工権頭為忠百首〉
やぎ【柳】
やなぎ。多く他の語と複合して用いられる。「青—」「川—」「恋しけば来ませわが背子垣内(かきつ)—末(うれ)摘み枯らし我立ち待たむ」〈万・三四五五〉
や‐くも【八雲】
1 いく重にも重なり合う雲。八重雲。「—立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」〈記・上・歌謡〉 2 《1の歌が和歌の初めであるとするところから》和歌。