けん‐にん【検認】
1 検査してから認定すること。 2 家庭裁判所が、遺言書の存在および内容を確認するために調査する手続き。
けんぱく‐どうい【堅白同異】
《公孫竜「堅白論」から》中国、戦国時代に、公孫竜の説いた詭弁(きべん)的命題。堅くて白い石があるとき、「堅さ」と「白さ」とは、別個の認識であるが、存在としては一つのものである、という考え方の違い...
けんりょくへ‐の‐いし【権力への意志】
《(ドイツ)Wille zur Macht》ニーチェ哲学の中心概念の一。他を征服・支配し、自己生存の維持と拡大を図ろうとする生の根本衝動。存在の実相とされる。権力意志。
ケーティー‐てんい【KT転移】
《Kosterlitz-Thouless transition》二次元と見なせる系で、ある特別な条件において生じる相転移。低温相における量子渦の状態を記述するとき、自発的対称性の破れを伴わない相...
ケー‐とくめいか【k-匿名化】
個人情報を含むデータから、同じ属性をもつデータがk件以上存在するよう、一部の個人の識別に直接関わる情報を省略したり、属性に幅をもたせたりすること。これらの処理により、個人が特定される確率をk分の...
ゲイシール【Geysir】
アイスランド南西部にある間欠泉。首都レイキャビクの東北東約80キロメートルに位置する。17世紀頃からその存在が知られ、間欠泉を意味する英単語ガイザー(geyser)の語源になった。1930年代に...
げいじゅつ‐しじょうしゅぎ【芸術至上主義】
芸術は他のものの手段として存在するのではなく、それ自身が目的であり、価値であるとする立場。「芸術のための芸術」を理念とする。
げきてきどくはく【劇的独白】
《dramatic monologue》叙情詩の形式の一。語りが、詩人自身ではない一人の人物の独白により構成され、語り手の性格の暴露に力点が置かれる。その際、聞き手の存在は語り手の言葉の中の手が...
げん【厳/儼】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 態度や処置などがきびしいさま。「—として慎むべきだ」「—たる態度で臨む」 2 おかしがたく、おごそかなさま。「今も—として存在する」「—たる事実」 [形動...
げん‐えい【幻影】
1 感覚の錯誤によって、実際には存在しないのに、存在するかのように見えるもの。まぼろし。「—におびえる」 2 まるで現実に存在しているかのように、心の中に描き出されるもの。遠い過去の情景や、願望...