じょう‐さん【定散】
仏語。定心と散心。瞑想(めいそう)の境地における精神統一と、執着から離れることのない日常的な心。
じょう‐ざ【定座/定坐】
1 仏語。座して禅定(ぜんじょう)に入ること。 2 連歌・連句で、二大景物とされる月・花を詠むことに決められた句の位置。例えば、百韻の初表(しょおもて)7句目を月の定座、歌仙初裏の11句目、名残...
じょうざんけい【定山渓】
北海道札幌市南西部、豊平川上流一帯の渓谷。北海道有数の温泉郷として知られる。→定山渓温泉
じょうざんけい‐おんせん【定山渓温泉】
北海道札幌市南区、豊平川の渓谷にある温泉。泉質は塩化物泉。修験僧の定山が開いたといわれる。「札幌の奥座敷」とよばれる。
じょう‐しき【定式】
定まった儀式。また、きまったやり方。ていしき。「父の身分はやっと藩主に—の謁見が出来ると云うのですから」〈福沢・福翁自伝〉
じょうしき‐まく【定式幕】
歌舞伎舞台の正式な引き幕。右から萌黄(もえぎ)・柿(かき)・黒の3色の縦縞模様があるもの。昔は、各座で色や配色順が異なった。江戸に起こり、明治期に上方へ伝播(でんぱ)。狂言幕。
じょう‐しばい【定芝居/常芝居】
その場所で常に興行している芝居。常打ちの芝居。「橋ひとつ南へ渡れば—のあるに」〈浮・男色大鑑・七〉
じょう‐しゅく【定宿】
「じょうやど」に同じ。
じょう‐しん【定心】
1 禅定(ぜんじょう)に入っている心。心を一つの対象に統一して乱さないこと。 2 ふだんの心。平生のときの心。「よくよく心にかけて、—に持つべし」〈花鏡〉
じょう‐じつ【定日】
前もって決めてある日。じょうにち。「三、八ハ剣術ノ—」〈和英語林集成〉