ちゅうぐう‐じ【中宮寺】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある聖徳宗の尼寺。山号は法興山。聖徳太子が、生母で用明天皇皇后の穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇女の没後、菩提を弔うためその御所を寺としたのに始まるという。鎌倉...
ちょう‐きん【朝覲】
[名](スル)《「覲」は謁見の意》 1 諸侯または属国の王などが、参内して君主に拝謁すること。「鎌倉に—するを以て」〈岡三慶・今昔較〉 2 年頭に、天皇が上皇または皇太后の御所に行幸すること。ま...
ちょうこう‐どう【長講堂】
《「ちょうごうどう」とも》京都市下京区にある浄土宗の寺。正称は法華長講弥陀三昧堂。もと後白河法皇が六条の仙洞(せんとう)御所に設けた持仏堂に始まる。六条長講堂。
つき‐の‐えん【月の宴】
月を眺めながら催す宴。観月の宴。「内裏の御所に、今宵は—あるべかりつるを」〈源・鈴虫〉
つちみかど‐だいり【土御門内裏】
京都土御門大路の南、烏丸の西にあった里内裏。
土御門大路の北、東洞院大路の東にあった里内裏。元弘元年(1331)光厳天皇が皇居と定めてから北朝歴代の皇居となった。現在の京都御所の地。土御門東...
とうぐう‐ごしょ【東宮御所】
皇太子の居所。現在は東京都港区元赤坂にある。 [補説]現在の東宮御所は皇居の南西にあるが、京都御所では内裏の中の東側にあったため東宮と称された。
とうけい‐じ【東慶寺】
神奈川県鎌倉市にある臨済宗円覚寺派の寺。山号は松岡山(しょうこうざん)。鎌倉尼五山の一。開創は弘安8年(1285)、開山は北条時宗の妻覚山尼。覚山尼の定めた「縁切寺法」により、離縁を望む女人救済...
と‐ぞ
[連語]《格助詞「と」+係助詞「ぞ」。古くは「とそ」とも》 1 文中に用いて、「と」の受ける叙述を強調する意を表す。「人もとぶらひつきぬれば、又はとふべき人もなし—、心のうちにおぼゆる」〈かげろ...
とみのこうじ‐どの【富小路殿】
京都市中京区、冷泉(れいぜい)小路の南、富小路の東にあった中世の邸宅および里内裏(さとだいり)の名。もと西園寺実氏の邸で、後堀河上皇の御所となり、花園天皇が拡張、持明院統歴代の御所となった。のち...
なか‐ごしょ【中御所】
将軍家または大臣家以上の公卿で、隠居した者が一家に数人いる場合、上(かみ)御所に次ぐ者。→上御所 →下(しも)御所