こくり【高句麗】
「こうくり(高句麗)」の音変化。
恐ろしいもののたとえ。元寇(げんこう)のとき、高句麗の兵士が侵害をしたことから出た語で、多くは「むくり」「もくり」などとともに用いる。→蒙古高句麗(むくりこくり)
こ‐こう【虎口】
《恐ろしい虎の口の意》非常に危険な所、また、危険な状態のたとえ。危機。虎穴。「—を脱する」
こころ‐すご・し【心凄し】
[形ク]人けがなくもの寂しい。いかにも気味が悪く恐ろしい。「いと里離れ—・くて、海人(あま)の家だにまれに」〈源・須磨〉
乞食(こじき)も三日(みっか)すれば忘(わす)れられぬ
乞食を3日すれば、その気楽さが忘れられなくなるものである。人を当てにする怠惰な気持ちはなかなか直らない、また、習慣は抜けにくく恐ろしいことのたとえ。
こわ【怖/恐】
《形容詞「こわ(怖)い」の語幹》恐ろしいこと。多く、感動表現に用いる。「おお、—」
こわ・い【怖い/恐い】
[形][文]こは・し[ク]《「強(こわ)い」と同語源》 1 それに近づくと危害を加えられそうで不安である。自分にとってよくないことが起こりそうで、近づきたくない。「夜道が—・い」「地震が—・い」...
怖(こわ)いものなし
恐ろしいと思うものがなく、かって気ままに振る舞える。「天下に—の権力者」
しかみ【顰み】
《動詞「しか(顰)む」の連用形から》 1 しかめっ面(つら)をすること。 2 能面の一。まゆを寄せ、きばをむき出した恐ろしい形相の鬼神面。「紅葉狩(もみじがり)」「羅生門」「土蜘蛛(つちぐも)」...
しこ【醜】
(多く接頭語的に、また「しこの」の形で用いて)醜悪なもの、憎みののしるべきものなどにいう。また、卑下の気持ちを込めて用いることもある。「—女(め)」「—草」「—の御楯(みたて)」 [補説]本来は...
獅子(しし)の歯噛(はが)み
獅子が恐ろしい形相で怒ること。ひどく怒ることのたとえ。