ほしょくせい‐だに【捕食性壁蝨】
他の生物を捕えて食べるダニ。 [補説]野菜や果樹に寄生して害を及ぼすハダニやアザミウマを捕食するダニは、天敵農薬として用いられている。
ぼうぎょ‐ぶっしつ【防御物質】
生物が他から捕食や攻撃を受けたり、刺激されたりしたときに放出する化学物質。昆虫、カエルやスカンクなどの脊椎動物のほか、植物にも見られる。相手を直接攻撃したり、近くの同種に危険を知らせたりする役割...
ぼうしゅう‐ぼら【房州法螺】
フジツガイ科の巻き貝。房総半島以南の潮間帯にすむ。形はホラガイに似て、殻高22センチくらいあり、ふたは革質。ウニやヒトデを捕食。卵嚢(らんのう)は橙色で乳頭状をし、とっくりほおずきとよばれる。肉...
ボブキャット【bobcat】
ネコ科の哺乳類。体長70〜100センチ、尾は10〜18センチと短く、体色は淡褐色から赤褐色。耳の先端に長い房毛がある。北アメリカに分布し、鳥・アナウサギ・シマリスなどを捕食する。あかおおやまねこ。
マスティング【masting】
樹木の種子や実の結実状況が広範囲にわたって同調し、数年おきに豊作となること。また、そのような年。捕食者が食べきれないほど豊作にすることで、種子の生存率を高めたり、あるいは受粉効率を高めたりする効...
まつも‐むし【松藻虫】
半翅(はんし)目マツモムシ科の昆虫。体長13ミリくらい。池沼にすみ、体は背面が盛り上がって流線形をし、灰黄色に黒色紋があり、水中では微毛のため銀色に光る。後脚は長くオール状。あおむけになって泳ぎ...
マングース【mongoose】
ジャコウネコ科の哺乳類のうち、小形の一群の総称。アフリカ・インド・東南アジアに分布し、ネコイタチともいう。ふつうはインドマングースをさし、体長約45センチ、尾も同じくらい長く、灰褐色。インドから...
ミンク【mink】
イタチ科の哺乳類。体はイタチより大きく、テンより小さい。毛は暗褐色で長く、密生した柔毛がある。北アメリカの森林の水辺にすみ、泳ぎが巧みで、魚・ザリガニ・カエルなどを捕食。繁殖させやすいので、毛皮...
むかで【百足/蜈蚣】
唇脚綱の節足動物のうち、ゲジ類を除いたものの総称。体長0.5〜15センチ。体は細長く、多数の体節に分かれ、各体節に一対ずつ歩脚をもつ。口には鉤(かぎ)状の牙と毒腺とがある。落ち葉や土の中にすみ、...
むこう‐そう【無光層】
海洋や湖沼における、太陽光が届かない範囲の水深。光合成は行われず、上方から沈降する生物遺骸などの有機物を食料とする生物とその捕食者のほか、海底から湧出するメタンや硫化水素を利用する化学合成生物群...