も‐く【木工/杢】
1 木を使って建物や器物をつくる人。大工。こだくみ。「—修理の両棟梁」〈浄・双生隅田川〉 2 (杢)木目。また、木目のように同色で濃淡のある模様。「—糸(いと)」 [補説]「杢」は国字。
もくあみ【木阿弥】
「元(もと)の木阿弥」の略。
もく‐か【木化】
⇒木質化(もくしつか)
もく‐かせき【木化石】
木が化石になったもの。石炭・珪化木(けいかぼく)など。
もく‐が【木画】
色や木目の違う木材や象牙・竹などの細片を木地と同じ高さに象眼して図柄や文様を表したもので、主として中国の漢代から唐代、日本の奈良時代につくられたものをいう。もくえ。
き‐ガス【木ガス】
⇒もく(木)ガス
もく‐ガス【木ガス】
木材を乾留したときに生じる可燃性の気体。主成分は一酸化炭素・メタン。きガス。
もく‐ぎょ【木魚】
1 読経のときにたたいて鳴らす木製の仏具。丸くて中空で、表に魚鱗(ぎょりん)を彫刻してある。布などで先端を包んだ棒で打つ。 2 禅寺で庫裏(くり)につるし、食事時に打ち鳴らした魚形の木の板。
もくぎょいり‐あいかた【木魚入り合方】
歌舞伎下座音楽の一。寺・墓場や寂しい野原などの場面で、合方に木魚の音を加えたもの。
もくぎょ‐こう【木魚講】
1 葬儀費に充てる目的で、平生から各人が金銭を出し合う講。葬儀の際には、講中の一人が大きな木魚にひもをつけて首からかけて打ち鳴らし、大勢の講中がこれに合わせて念仏を唱え野辺送りをした。 2 妊娠...