ぎん‐らん【銀蘭】
ラン科の多年草。低山の木陰に生え、高さ20〜30センチ。茎の上部に楕円形の葉を2、3枚つける。春、数個の白い小花をつける。《季 春》
くるまば‐そう【車葉草】
アカネ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ10〜30センチ。葉は長楕円形で、10枚ほど輪生する。夏、白い小花が多数咲く。乾燥させたものはクマリンの香りがあり、香料にする。
こくもつのしゅうかく【穀物の収穫】
《原題、(オランダ)De oogst》ブリューゲルの絵画。板に油彩。縦116.5センチ、横159.5センチ。小麦を刈り、木陰で食事をとる農民たちを描いた作品。ニューヨーク、メトロポリタン美術館所蔵。
こ‐ぐれ【木暗/木暮れ】
木陰の暗い所。木暗がり。「照射(ともし)すと鹿にもあはぬもの故に—の下に夜をあかしつる」〈堀河百首〉
腰(こし)を伸(の)ば・す
1 曲がった腰をまっすぐに伸ばす。 2 休息する。疲れをいやす。「木陰で—・す」
さいはい‐らん【采配蘭】
ラン科の多年草。山地の木陰に生える。高さ約40センチ。地下の鱗茎(りんけい)から1、2枚の葉が出る。初夏、1本の花茎が伸び、淡紫褐色の花を十数個総状につける。名は花の全体が采配に似ることに由来。...
さわ‐るりそう【沢瑠璃草】
ムラサキ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ30〜50センチ。夏、るり色の花を総状につける。
しも‐ばしら【霜柱】
1 冬の夜、土中の水分が地表にしみ出て凍結してできる、細い氷柱の集まり。関東地方の赤土にできやすい。《季 冬》「貧乏の庭の広さよ—/虚子」 2 シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ約60センチ...
しゅうぶん‐そう【秋分草】
キク科の多年草。山地の木陰に生え、高さ50〜100センチ。細長い枝に披針形の葉が互生する。夏から秋、淡黄緑色の頭状花をつける。
しょうき‐らん【鍾馗蘭】
1 ラン科の多年草。深山の木陰に生える菌従属栄養植物。高さ10〜30センチ。茎は赤みがかった白色で、葉は退化してうろこ状。夏、淡紅紫色の香りのある花が集まって開く。 2 ヒガンバナ科の多年草、シ...