かご‐の‐き【鹿子の木】
クスノキ科の常緑高木。暖地に自生。樹皮は灰黒色で、円形にはがれた跡が白くなり、鹿の子模様になる。葉は先のとがった長楕円形で、裏面は灰白色。雌雄異株。夏、黄色の小花をつけ、実は翌年の夏に赤く熟す。...
かさ‐ぎ【笠木】
鳥居や門・塀・手すりなどの上端に渡す横木。冠木(かぶき)。
かしわ‐ぎ【柏木】
1 カシワの木。 2 《カシワの木に葉守の神が宿るという伝承から》皇居警備の任に当たる兵衛(ひょうえ)または衛門(えもん)の異称。「—の木高きわたりより」〈かげろふ・上〉
源氏物語第36巻...
かしわぎ【柏木】
姓氏の一。 [補説]「柏木」姓の人物柏木義円(かしわぎぎえん)柏木如亭(かしわぎじょてい)
かじ‐き【梶木/旗魚】
スズキ目メカジキ科のメカジキ、マカジキ科のマカジキ・クロカジキ・バショウカジキなどの海水魚の総称。長い紡錘形の体に、突出した強大な吻(ふん)をもつ。外洋を回遊する。かじきまぐろ。かじとおし。《季 冬》
かじ‐の‐き【梶の木/楮の木/構の木/榖の木】
クワ科の落葉高木。葉は広卵形で、三つに裂けているものが多い。雌雄異株。5、6月ごろ、淡緑色の雄花が尾状に、雌花が球状につく。実は桑の実に似て、熟すと赤くなる。樹皮は和紙の原料。
かすが‐の‐しんぼく【春日の神木】
神霊が宿るとされた春日神社の榊(さかき)。平安末期から室町時代にかけて、興福寺の大衆(だいしゅ)が朝廷の処置などに不満があるときに、春日神社の神人とともにこれを担いで京都に強訴するのが例であった...
かせ‐ぎ【桛木】
1 「桛(かせ)1」に同じ。 2 木の枝をYの字形に切ったもの。傾くものを支えたり、さおの先につけて、物を高い所へ押し上げたりするのに用いる。 3 紋所の名。桛を図案化したもの。かせ。
かた‐ぎ【堅木】
1 クヌギ・ナラ・カシ・ケヤキなど、質の堅い木材。 2 アカガシの別名。
かた‐ぎ【形木/模】
1 物の形を彫った板。その模様を紙やきれに刷って染め付けるのに用いる。 2 「版木(はんぎ)」に同じ。 3 手本。規範。型。「稽古(けいこ)すべき—もなし」〈花伝・二〉