はっ‐しょく【発色】
[名](スル) 1 色を出すこと。「—剤」 2 染め物やカラー写真・フィルムなどの色の仕上がり。「—がいい」
はつ‐しお【初入】
1 染め物を初めて染め液に浸すこと。ひとしお。 2 草木の葉が春や秋に色づき始めること。「浅みどり—染むる春雨に野なる草木ぞ色まさりける」〈風雅・春中〉 3 涙で袖の色が変わること。嘆き悲しむさ...
ひき‐ぞめ【引(き)染(め)】
布地にはけで染め液を引いて染めること。また、その染め物。小紋・友禅などの地染めに用いられる。
ひと‐しお【一入】
《2が原義》 1 ほかの場合より程度が一段と増すこと。多く副詞的に用いる。いっそう。ひときわ。「苦戦の末の優勝だけに喜びも—だ」「懐しさが—つのる」 2 染め物を染め汁の中に1回つけること。「—...
もの‐はり【物張り】
洗い張りや染め物・裁縫などの仕事をすること。また、その人。「おのれは故宰相殿の—にてなん侍りし」〈今昔・二四・二七〉
も‐よう【模様】
1 織物・染め物・工芸品などに装飾として施す種々の絵や形。また、ものの表面にあらわれた図形。文(あや)。文様。「美しい—の木目」「幾何学的な—」 2 物事のありさま。ようすや経過。「現場から事件...
やくしゃ‐ぞめ【役者染(め)】
歌舞伎の人気役者好みの染め模様や染め物。市松染め・三枡(みます)格子・菊五郎格子など。
ゆうぜん‐ぞめ【友禅染】
染め物の手法の一。糊置(のりお)き防染法の染めで、人物・花鳥などの華麗な絵模様を特色とする。近世初期から発達し、元禄期(1688〜1704)の京都の絵師宮崎友禅斎が描いた文様が人気を博し、その名...
ろうけつ‐ぞめ【﨟纈染(め)】
防染材料に蝋(ろう)を使った染め物。また、その方法。蝋染め。→﨟纈(ろうけち)