りょう【両〔兩〕】
[音]リョウ(リャウ)(呉)(漢) [学習漢字]3年 1 二つで一組みとなるものの双方。二つ。「両院・両者・両親・両性・両刀・両面・両輪/一両日」 2 二つとも。ふたつながら。「両全・両立・両両...
りょうかみ‐さん【両神山】
埼玉県西部、秩父市大滝地区と秩父郡小鹿野(おがの)町の境界にある山。標高1723メートル。秩父古生層のチャートからなり山稜は険しい。古くから信仰の山とされ、江戸時代には修験道場として栄えた。山頂...
りょうがえ‐や【両替屋】
江戸時代、手数料を取って貨幣の両替を行った商人。貸付・預金・手形発行なども扱った。両替商。
りょう‐がけ【両掛(け)】
1 荷物をひもで結んで前と後ろに振り分け、肩に担ぐこと。 2 江戸時代の旅行用の行李(こうり)の一。挟箱(はさみばこ)や小形のつづらを棒の両端に掛け肩に担いだもの。
りょうごく‐ばし【両国橋】
隅田川下流に架かる橋。墨田区両国と中央区東日本橋とを結ぶ。明暦の大火後の万治2年(1659)の架橋といわれる。江戸時代から川開きの花火の名所。
りょう‐しゅ【領主】
《古くは「りょうじゅ」》 1 領国を支配している人。領土の持ち主。 2 平安時代以後、特定の土地を所有し、かつその土地と在住民を直接的あるいは代官などによって間接的に支配し収益する者。 3 江戸...
りょじん‐やど【旅人宿】
1 旅館。宿屋。はたごや。 2 江戸時代の公事宿(くじやど)の一。馬喰(ばくろう)町小伝馬町組に属するもの。→公事宿
りんき‐こう【悋気講】
江戸時代、庶民の女房たちが集まってひらく無尽講。集まると夫の浮気話などを言い合い、うさをはらしたところからいう。
りん‐づけ【厘付け】
江戸時代、年貢取米高の決定に際し、石高に租率を乗じて算出する方法。厘割。→厘取り
りん‐どり【厘取り/釐取り】
江戸時代の年貢徴収方法の一。石高に租率を掛けて算定する方法。関西で多く行われた。厘付け取り。→反取(たんど)り