[名・形動]

  1. 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。「—な約束はしない方がよい」

    1. 「なぜそんな—をした」〈漱石坊っちゃん

  1. 物事状態が度を超えて甚だしいさま。ひどい。「—に金がかかる」

    1. 「—な大わらんじの片足を」〈柳田・山の人生

[補説]「無闇」「無暗」は当て字。
[用法]むやみ・[用法]やたら——「夜はむやみに(やたらに)出歩かないほうがいい」「むやみな(やたらな)ことは言えない」「説明がむやみに(やたらに)長い」など、度が過ぎるようすの意では相通じて用いられる。◇「むやみ」は、善悪やあとさきを考えないで事を行う点に重点がある。「むやみに酒を勧めてはいけない」「むやみに進学しても意味はない」◇「やたら」は、理由やけじめもなく繰り返すようすをいう。「やたらに文句を言う」「やたらぺこぺこ頭を下げる候補者」◇類似の語に「無性に」があり、感情欲求などが強くわき起こるようすに多く使われる。「最近、無性に故郷が恋しくなることがある」「汚職報道に無性に腹が立つ」

出典:青空文庫

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