あい‐なめ【鮎魚女/鮎並】
カサゴ目アイナメ科の海水魚。全長約40センチ。体側に5本の側線がある。岩礁域に多く、体色は黄褐色から紫褐色まで場所によって変わる。北海道以南に分布。煮物・焼き物にする。あぶらこ。あぶらめ。《季 ...
あと‐えつけ【後絵付け】
完成した焼き物に、さらに絵付けをしたもの。また、後世の商人が古い素地に絵付けしたもの。あとえ。
あな‐がま【穴窯】
焼き物窯の古い形式の一。斜面を掘って天井だけを構築したものと、地中を掘り抜いたものとがある。
いし‐やき【石焼(き)】
1 石質に焼成された焼き物。硬く焼かれ、素地(きじ)に吸水性のない磁器・炻器(せっき)をいう。土焼きに対する語。 2 魚・芋・栗などを焼け石で焼く料理法。また、焼いたもの。「ヤマメの—」
いちじゅう‐ごさい【一汁五菜】
日本料理の献立の一。汁一品に、膾(なます)・坪・平皿(ひらざら)・猪口(ちょく)・焼き物を添えたもの。
いちじゅう‐さんさい【一汁三菜】
日本料理の献立の一。汁一品に膾(なます)・平皿(ひらざら)・焼き物の三品を添えたもの。
いまど‐やき【今戸焼】
1 今戸で産した焼き物。天正年間(1573〜1592)に始まるといわれ、素焼きを主とし、日用雑器・瓦や人形などの玩具も作った。 2 《今戸人形の顔から》不器量のたとえ。「自分の面(つら)あ—の狸...
いま‐やき【今焼(き)】
古い伝統的なものに対して、新しく焼かれた焼き物。歴史的には利休時代の楽焼きなどをさすが、慶長年間(1596〜1615)には茶入れ・黒茶碗・香合なども今焼きと呼ばれた。
かいすいえん‐やき【魁翠園焼】
嘉永年間(1848〜1854)美濃高須藩主の松平義建が、江戸郊外角筈(つのはず)(東京都新宿区)の下屋敷魁翠園に瀬戸の陶工を招いて作らせた焼き物。
からつ‐やき【唐津焼】
唐津市を中心に産する焼き物の総称。文禄・慶長の役後、朝鮮半島からの渡来陶工によって素朴な味わいの日用雑器が焼かれたのが、本格的な生産の始まりとされる。遺品には茶器に用いたものも多い。→古唐津