そう‐く【走狗】
狩猟の際、鳥や獣を追い立てるのに使われる犬。転じて、人の手先に使われる者。「社長派の—」「狡兎(こうと)死して—烹(に)らる」 [補説]書名別項。→走狗
そうく【走狗】
古川薫の短編の歴史小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和40年(1965)、同人誌「午後」に掲載。直木賞候補作となる。小説集は昭和42年(1967)の刊行。
たまご‐てんぐたけ【卵天狗茸】
テングタケ科のキノコ。初めは卵形。平らに開くと傘の直径7〜10センチで、表面は帯黄緑色または暗緑色、ひだや茎は白い。根元は卵状の白い壺(つぼ)で包まれる。日本をはじめ北半球に広く分布。近縁のシロ...
だい‐てんぐ【大天狗】
1 大きい天狗。位の高い、力のある天狗。 2 非常に高慢なこと。また、その人。「銘々—で、他人を軽蔑し」〈鉄腸・雪中梅〉
つり‐てんぐ【釣(り)天狗】
釣りの腕まえを自慢する人。
てん‐ぐ【天狗】
1 深山に住むという妖怪。山伏姿で、顔が赤くて鼻が高く、背に翼があり、手には羽団扇(はうちわ)・太刀・金剛杖を持つ。神通力があって、自由に飛行するという。鼻の高い大天狗や烏天狗などがある。各地に...
てんぐかいじょう【天狗廻状】
半井桃水の時代小説。明治40年(1907)発表。
てんぐ‐かぜ【天狗風】
突然はげしく吹きおろす旋風。つむじかぜ。
てんぐ‐こうもり【天狗蝙蝠】
ヒナコウモリ科の哺乳類。小形で体長3〜6センチ。鼻孔が管状で突き出ている。昆虫を捕食。日本・東南アジアに分布、森林などにすむ。
てんぐ‐ざる【天狗猿】
オナガザル科の哺乳類。体長約70センチ、尾長も同じくらい。顔が赤く、鼻は長くて先が垂れる。ボルネオ島に分布、水辺近くの森林にすみ、木の葉や芽を食べる。