ご‐にゅう【悟入】
[名](スル) 1 仏語。悟りの境地に入ること。 2 体験によって物事をよく理解すること。「人生の苦味酸味を嘗めて来なければ芸道の真諦に—することはむずかしい」〈谷崎・春琴抄〉
さい‐しゃく【細嚼】
[名](スル) 1 細かくかみくだくこと。 2 よく考えて、その意味・内容を十分理解すること。「いまだ趣向を構えざるまえに十分これを—して会得しつくす」〈逍遥・小説神髄〉
さと・い【聡い/敏い】
[形][文]さと・し[ク] 1 理解・判断が的確で早い。賢い。「この子は—・い」 2 感覚が鋭い。敏感だ。「耳が—・い」「利に—・い」
さとり【悟り/覚り】
1 物事の真の意味を知ること。理解。また、感づくこと。察知。「—が早い」 2 仏語。迷妄を払い去って生死を超えた永遠の真理を会得すること。「—の境地に達する」
さと・る【悟る/覚る】
[動ラ五(四)] 1 物事の真の意味を知る。はっきりと理解する。「芸の神髄を—・る」 2 隠されているもの、また自分の運命などについて、それと気づく。感づく。察知する。「危険を—・る」「言外の意...
さん‐しょう【三障】
仏語。 1 修行とその前段階の善根を妨げる三つのさわり。煩悩障(貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の惑い)・業障(ごっしょう)(五逆十悪の業)・報障(地獄・餓鬼・畜生の苦報)。 2 煩悩をからだの部位に...
さんしょううおせんそう【山椒魚戦争】
《原題、(チェコ)Válka s mloky》チェコの劇作家・小説家、チャペックによるSF小説。1936年刊。人の言葉を理解する山椒魚が人類社会に入り込み、やがて人類を支配するため、戦いを挑んで...
思案(しあん)に落(お)・ちる
(多く打消しの語を伴って用いる)理解できる。合点がいく。「—・ちない事でもあって、一人で心労してゐると」〈人・娘節用・三〉
しこみ‐おち【仕込み落ち】
落語の落ちの一。あらかじめ咄(はなし)の枕や半ばにそれとなく説明しておかないと理解できない落ち。
し‐しゃ【視写】
[名](スル)文字として書かれたものを見て、そのとおりに書き写すこと。主に学校教育で用いられ、文章の構成・表現技法の理解や、速記力・集中力を身につけることを目的とする。「詩の全文を—する」