べっ‐きょう【別教】
1 天台宗で説く五時八教のうち、化法(けほう)の四教の第三。他の三教のいずれとも異なる別の教え。菩薩(ぼさつ)に対する教え。 2 華厳宗で、華厳経の教えが、三乗とは異なる究極真実の超絶的な一乗で...
ほう‐いん【法印】
1 仏語。仏教を外道から区別し、仏教が真実であることを示す標識。三法印など。 2 《「法印大和尚位」の略》僧位の最上位。僧綱(そうごう)の僧正に相当。この下に法眼(ほうげん)・法橋(ほっきょう)...
ほう‐べん【方便】
[名・形動] 1 《(梵)upāyaの訳。近づく意》仏語。人を真実の教えに導くため、仮にとる便宜的な手段。 2 ある目的を達するための便宜上の手段。「うそも—」 3 (多く「御方便」の形で)都合...
ほうほうてき‐かいぎ【方法的懐疑】
確固不動の真理に達するためにデカルトが用いた方法。偏見や謬見(びゅうけん)、あるいは真実らしく見えるが不確実なものなどをすべて疑うに足るものとして排し、この徹底した懐疑を通して「我思う、故に我在...
ほん【本】
[名] 1 書籍。書物。「—を読む」「—の虫」「美術の—」 2 脚本。台本。「—読み」 3 模範とすべきもの。手本。「手習いの—とする」「行儀作法の—になる」 4 もととなるもの。主となるもの...
ほん‐しん【本心】
《「ほんじん」とも》 1 本当の心。真実の気持ち。「—を打ち明ける」 2 本来あるべき正しい心。良心。「—に返る」 3 たしかな心。正気。「酔って—を失う」 4 本来の性質。うまれつき。「—曲が...
ほん‐ぼん【本本】
《「ほんほん」とも》本当。真実。「そりゃ—でござんすか」〈浄・先代萩〉
煩悩(ぼんのう)即(そく)菩提(ぼだい)
仏語。煩悩にとらわれている姿も、その本体は真実不変の真如(しんにょ)すなわち菩提(悟り)であって、煩悩と菩提は別のものではないということ。
ポスト‐トゥルース【post truth】
《「真実後、脱真実」の意》世論の形成において、客観的事実よりも感情的・個人的な意見のほうがより強い影響力をもつこと。受け入れがたい真実よりも個人の信念に合う虚偽が選択される状況をいう。ポスト真実...
ま【真】
[名]偽りがないこと。まこと。ほんとう。真実。 [接頭]名詞・動詞・形容詞・形容動詞などに付く。 1 うそいつわりのない、本当の、などの意を表す。「—人間」「—正直」 2 純粋である、まじり...