あぶら‐むし【油虫】
1 (「蚜虫」とも書く)半翅(はんし)目アブラムシ科の昆虫の総称。体は5ミリ以下でやわらかい。翅(はね)のあるものとないものとがある。草木に群れて汁を吸う。春・夏は雌のみの単為生殖で雌の幼虫を胎...
あぶら‐やし【油椰子】
1 実から油をとるヤシ。アメリカアブラヤシなど。 2 ヤシ科の常緑高木。葉は羽状複葉で幹の頂に集まってつく。実から油をとる。アフリカアブラヤシ。
あべ‐まき【あべ槙】
ブナ科の落葉高木。山陽地方の山地に多く、樹皮に厚いコルク層が発達する。葉はクヌギに似るが、裏面は灰白色。雌雄異株で、5月ごろ、黄褐色の尾状の雄花、多数の苞(ほう)をもつ雌花をつける。果実はどんぐ...
アベリア【(ラテン)Abelia】
スイカズラ科の常緑低木。中国でつくられた園芸種。枝は多数に分かれ、鮮紅色でつやがあり、葉は卵形で対生する。花は釣鐘形で赤みのある白色。6月から11月ごろまで連続して咲く。はなつくばねうつぎ。
あほう‐どり【信天翁/阿房鳥】
1 アホウドリ科の鳥。全長90センチくらいで、翼を広げると2メートルを超える。海上の風を利用して羽ばたかずに飛ぶ。羽毛採取の乱獲で減少し、現在の繁殖地は主に伊豆諸島の鳥島。特別天然記念物。国際保...
アホロートル【(スペイン)axolotl】
有尾目アンビストマ科の両生類。メキシコ南部の湖にすむメキシコサンショウウオが、水質により幼形成熟し、三対の外えらを消失しないまま繁殖したもの。 [補説]「ウーパールーパー」は日本での俗称。
アボカド【avocado】
クスノキ科の常緑高木。淡黄緑色の小花を多数円錐状につける。果実は球形・卵形・洋ナシ形などで、熟すと果肉がバター状となり、生食される。熱帯アメリカの原産。わになし。 [補説]濃厚な味わいと脂肪分が...
アポロ‐ちょう【アポロ蝶】
《(ラテン)Parnassius apollo》アゲハチョウ科のチョウ。白いはねに赤い斑紋がある。ヨーロッパから天山山脈に分布。
あ‐ま【亜麻】
アマ科の一年草。高さ約1メートル。葉は小さく、線形で互生する。夏、青紫色または白色の5弁花を開く。果実は丸く、中に長楕円形で平たい黄褐色の種子がある。種子から亜麻仁油(あまにゆ)を絞り、茎から繊...
あまおぶね‐がい【蜑小舟貝】
アマオブネガイ科の巻き貝。潮間帯にみられ、貝殻は半球形で、殻径3センチくらい。殻表は黒く、白斑がある。殻口は半月形で石灰質のふたで閉じる。