おれくぎ‐りゅう【折れ釘流】
ひどく稚拙な筆跡をあざけっていう語。金釘(かなくぎ)流。
おんな‐で【女手】
1 女の労力。また、女の働き手。「—一つで育てた息子」「—が足りない」⇔男手。 2 女の書いた文字。女性の筆跡。女文字。「—の手紙」⇔男手。 3 《主として女が用いたところから》平仮名。⇔男手。...
かき‐まぎらわ・す【書き紛らはす】
[動サ四]だれの筆跡かわからないように書く。「そこはかとなく—・したるも」〈源・夕顔〉
かなくぎ‐りゅう【金釘流】
金釘を並べたようなへたな筆跡を、あざけっていう語。折れ釘流。
かん‐しき【鑑識】
[名](スル) 1 物の真偽・価値などを見分けること。また、その能力。「—眼」 2 犯罪捜査で、筆跡・指紋・血痕(けっこん)などの資料を科学的に調べること。また、その係。「—課」
かん‐てい【鑑定】
[名](スル) 1 書画・骨董(こっとう)・刀剣・資料などの真贋・良否などを判定すること。目利き。「筆跡を—する」 2 物事を判断すること。また、その判断。「ねぼけてあんな珍語を弄するのだろうと...
がさくさ‐りゅう【がさくさ流】
文字を粗雑に、また、まずく書くこと。また、そのように書いた筆跡。他人をあざけったり、また、自分でへりくだったりして言う場合などに用いる。「—の口上書き、読みかぬるは」〈浄・関八州繋馬〉
きれ【切れ】
[名] 1 ㋐物の切れ端。「板の—」「布—」 ㋑(「布」「裂」とも書く)織物を切ったもの。また、織物。布(ぬの)。「木綿の—」「余り—(ぎれ)」 ㋒書画などの、古人の筆跡の断片。断簡。「高野—...
ぎょく‐ひつ【玉筆】
他人を敬って、その筆跡や詩文などをいう語。
くせ‐じ【癖字】
筆跡に特徴のある、読みにくい字。