いでんし‐ちりょう【遺伝子治療】
患者の細胞から遺伝子疾患の原因となる遺伝子を除去したり、そのはたらきを抑制したり、外部から正常な部分を補ったりする治療法。1990年、米国で初めて免疫不全症候群の一つであるアデノシンデアミナーゼ...
いでん‐じょうほう【遺伝情報】
自己と同じ形質を複製するために、親から子へ、あるいは細胞分裂時に細胞から細胞へ伝えられる情報。DNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列として符号化されている。→遺伝暗号
イニシエーター【initiator】
1 デオキシリボ核酸(DNA)複製の、複製開始たんぱく質。 2 発癌(はつがん)起始因子。正常細胞を潜在癌細胞にする物質。DNAに短時間に不可逆的変化を起こさせる。
イピリムマブ【Ipilimumab】
免疫チェックポイント阻害剤の一つ。T細胞の表面に発現して免疫反応を抑制するCTLA-4という受容体と結合し、がん細胞に対する攻撃力を回復させる。商品名ヤーボイ。→ニボルマブ
イマチニブ【Imatinib】
抗癌剤(こうがんざい)の一つ。慢性骨髄性白血病・消化管間質腫瘍などに対して使用される分子標的治療薬。商品名グリベック。2001年にスイスの製薬会社ノバルティスファーマが発売。慢性骨髄性白血病の原...
イムノトキシン【immunotoxin】
癌(がん)治療法の一つ。抗体に毒素を結合させ、特定の細胞(癌細胞)を攻撃する方法。
イメージング‐サイトメトリー【imaging cytometry】
サイトメトリーの一。蛍光標識した細胞をレーザー光などで走査し、個々の細胞の情報や細胞集団の統計的振る舞いを、画像処理技術で抽出する分析手法のこと。イメージサイトメトリー。ICM(imaging ...
いりょうよう‐アイピーエスさいぼう【医療用iPS細胞】
再生医療に使用するiPS細胞。多くの人に拒絶反応が起きにくいHLA(ヒト白血球抗原)型を持つ人の血液などから作られる。再生医療用iPS細胞。
インキュベート【incubate】
[名](スル) 1 培養。保温して育成すること。「細胞を—する」 2 設立して間もない企業や起業家などへの支援・育成。「ベンチャー企業を—する」
イン‐サイチュ【in situ】
《その場所で、の意》細胞が生体内の本来あるべき場所で機能している状態であること。また、その状態で行われる実験や化学反応をさす。インシトゥ。